夢のマイホームは、夫の実家の隣
筆者の知人女性Aさんは、結婚してすぐに新築戸建の新居を手に入れました。
実はこの家、夫の実家の隣に建てられた上に、費用はすべて夫の両親が払ってくれたのです。
新婚でローンなしの新築一軒家で暮らせるとワクワクしていましたが、姑によって悪夢の日々になってしまうのです。
いつ現れるかわからない姑にビクビクする日々
毎日、夕方になると「おかず持ってきたわ」と庭を通り抜け、リビングの窓から顔をだす姑。
Aさんもはじめは、料理が苦手な自分を気遣ってもらえてありがたいなぁと思っていました。
しかし、だんだんと姑の行動が鬱陶しくなったそう。
そう! 姑がいつやってくるかわからないので、少しも気が休まらずのんびりできないのです。
しかもリビングのカーテンを開けるとやたらと姑と目が合います。
Aさんはいつも笑顔で微笑むようにしていましたが、正直、気色悪くてしかたありませんでした。
合鍵で勝手に、息子夫婦の自宅に上がり込み……
さらに姑は、Aさんが出かけるたびに「どこで? 誰と? 何しにでかけてたの?」と詮索してきます。
なので事前に「今日はこんな用事で誰と会ってきます」と言わないと、後々面倒なことになります。
ある日、Aさんが夜遅く帰宅すると部屋に電気がついています。
「なんで?」と恐る恐る部屋に入ると……。
洗濯物もきれいに片づけられ、料理まで用意されていたのです。
なんと、姑は合鍵を使ってAさん宅に入っていました。
監視大好き姑をスカッと撃退!
これにはAさんも無神経な姑の行動に我慢の限界でした。
姑に「私からのプレゼントです! これからは、用があるときはスマホから連絡してください!」と、簡単スマホを渡しました。
このときAさんのあまりの剣幕に、スマホを渋っていた姑も圧倒されたのか、大人しく使い方を覚えたそうです。
その後、Aさんは姑に内緒で玄関の鍵も変えました。
今では、姑の監視から解放され、自由に暮らせるようになってイキイキしています。
夫の実家の敷地内に家を建てると子育てを手伝ってもらえるなどメリットはあるでしょうが、それも嫁姑関係次第ですね。
ftnコラムニスト:広田あや子