地味に辛い……姑の小さな嫌がらせ
Aさんは3歳の娘と3つ年上の夫と幸せに暮らす31歳の主婦。大好きな人との間にかわいい子供を授かり幸せに暮らしているのですが、姑との関係は良好ではありませんでした。
何かをやらかしてしまった心当たりはないものの、いつも会う度にAさんにしかわからないような小さな嫌がらせをしてくるのです。大好きな夫を育ててくれた人と思い我慢していますが、姑からの嫌がらせは地味に辛く義実家に行くのはAさんにとって憂鬱なものでした。
「はぁ……」今日も私にだけ嫌がらせ
ある日、用事があって義実家を訪問した時のこと。夫は息子に戻って何もせずだらだらしているし、娘はじいじとばあばに甘やかされてとっても嬉しそう。
でも、今日も私の座布団だけがなかったり、おかずの量が少なかったりと小さな嫌がらせをされています。
「またか……」出そうになるため息を飲み込みながら、Aさんは義実家での時間を耐えて過ごしているのでした。
娘のピュアな一言「ばあばって意地悪な魔女みたいだね」
姑が娘と遊んでいる時にこんなことを言いました。
「娘ちゃんはママに似ないで、とってもお利口さんね!」
すると、娘が言い返します。
「ばあばどうしてそんなこと言うの? いつもママに意地悪ばっかりして魔女みたいだよ。ばあばって意地悪な魔女なの?」
誰も気づいていないと思っていた姑の嫌がらせですが娘はしっかりと見ており、おかしいと思っていた様子。
ピュアな瞳でまっすぐ姑を見つめながら放った娘の言葉は、しっかりと姑に刺さったようでした。
娘よありがとう! 姑が良い魔女になりました
娘の「意地悪な魔女」発言があってから、姑のAさんに対する態度は変わりました。優しくなったとまでは言いませんが、小さな嫌がらせをやめてくれたのです。
娘が守ってくれたことに感謝しながら、Aさんは姑と良好な関係を築こうと頑張っています。
見られていないと思っていても子供はしっかりと大人の様子を見ているものです。子供に恥じないような行動を心がけたいものですね。間違っても意地悪な魔女になんて間違われることがあってはいけません。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶