A子の義母はいつも「孫ちゃんだけ泊まりにおいで〜」と孫だけを誘ってくるのだとか。
なぜ自分は呼ばれないのか? ともやもやしていたA子でしたが、「そんなに孫だけ可愛がりたいなら、お望み通りにしてあげますよ!」と預けた結果、予想外の事態に!?
なぜ自分は呼ばれないのか? ともやもやしていたA子でしたが、「そんなに孫だけ可愛がりたいなら、お望み通りにしてあげますよ!」と預けた結果、予想外の事態に!?
なぜか孫「だけ」来いと催促する義理母
「あの頃は仕事と育児で時間に追われていて、子どもを可愛がれなかった……時間が出来た今、もう一度子育てをしている気分になれて、幸せだった♡ 」
義母はA子の夫達が小さい頃に離婚をしたそうで、女手ひとつで2人の男の子を育てあげました。
当時、フルタイムで仕事をしていて義母は頼れる実家も遠方で、仕事が休みの日でも子育てと家事に追われて気が休まらなかったといいます。
A子のことも、(パートタイムとはいえ、平日は仕事に出て大変だろう)と思っていた義母。
「週末くらい休んでね」との想いがあったからこそ、毎週末「孫催促」をしていたのでした。
孫への愛だけではなく、A子への気遣いもあったからこその「孫ちゃんだけ」だったのです。
このやさしさに気づいたとき、A子が胸をうたれ、自分の邪な気持ちを反省することになったのは言うまでもありません。
ftnコラムニスト:さらら
illustrator:やぴ子