子離れできない姑
姑には3人の息子がいます。
もう全員30歳超えたいい大人で妻子持ちだというのに、何かとお世話を焼きたがるのだそう。息子(旦那)の為にパンツや服を買って持ってきたり、好みのおかずを作って持ってきたり……親切といえばそうなのですが、少しやりすぎ感があったのだそうです。
そして、ヒロミの旦那を含め、ほかの兄弟2人も姑の要望で実家の近くに住まわせていたのだとか! 孫に会いたい! ではなく、常に息子に会いたい! らしく、子離れできていない姑だったのだそうです。
似ていないから可愛くない
我が子大好き! の姑からすれば、自分の息子に似ている孫は昔を思い出させてくれる存在。
その為、健太の従兄弟にあたる2人の孫は、自分の息子に似ていたので、とても可愛がられていたのだとか。
しかし、健太はヒロミに似ていてちっとも旦那には似ていなかったのだそう。
そのせいで、姑からは心ない言葉を言われることが多かったと、ヒロミは言っていました。
「ほんとに似てないわね! 息子の遺伝子入ってないんじゃない?」とヒロミが浮気したのでは? とも受け取れるような発言もよくされたのだとか……
「息子に似ていればかわいいのに……」といつも似ていないことを嘆いていたそうで、健太を褒める言葉はなかったのだそうです。
うちの子だけ泊まれない?
姑の発言に嫌な思いをしてきたヒロミだったのですが、嫁姑問題を作りたくなかった為、ずっと耐えてきたのだそうです。
しかし、ある日、姑に孫差別をされたことで健太がひどく落ち込んで泣いてしまったのだとか!
その日は従兄弟達2人も義理実家に遊びに来ていたそうで、盛り上がって遊んでいた孫3人は「今日、ば〜ばの家に泊まりたい!」と言ったそうです。
すると姑は「布団は2つしかないから健太は泊まれないよ!」と驚きの発言をしたのだとか!
なんで始めから健太を弾くのよ……ふつうは子ども同士でジャンケンでもして決めさせるでしょ! と思ったヒロミは苛立ちが隠せなかったそうです。
泣き出した健太を見て従兄弟達が「布団一緒に使おうな!」と言ってくれたのが救いだったとヒロミはいいます。
二度と会わせません!
健太だけお泊りさせたくないという姑に、ヒロミはついに我慢の限界に達したのだそう。
ガッカリして静かに側で泣いている健太を抱き寄せて、絶縁を決意したのだそうです!
「そんなに息子に似ていないのがダメなの?」
「小さな孫を傷つけてサイテーな人! あなたとはもう一生会いません!」
「ついでに、そんなに我が子が恋しいのなら、こちらへお返ししますね!」
ヒロミは今までの鬱憤をぶちまけて、健太と義理実家を出ていったのだとか!
その後、孫差別で悩んでいるヒロミを知っておきながらも、無関心で手助けしてくれなかった旦那とも離婚が成立。
無事、姑に息子を返すことができたのだそうです!
現在、ヒロミは実家で暮らしているそうですが、健太はヒロミ側の祖父母にとても懐いていて、かわいがられているということです。
ftnコラムニスト:さらら