スピリチュアルにハマる人は、世の中にたくさんいますよね。それが占いをする程度のことであれば良いですが、本格的にハマってしまうと、周囲の人にも迷惑をかけてしまうことがあります。そこで今回は知人から聞いた「霊能者気取りの義姉の話」をご紹介します。
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苦手な義姉

主婦のAさんには苦手な人がいます。それは旦那の姉である義姉です。

義実家に住む義姉は、最近スピリチュアルにハマったようで、占いやパワーストーンなどをAさんに勧めてきます。

本当はスピリチュアルなどまったく信じていないAさんでしたが、相手が義姉ということもあり、本音を言うことはできません。

そのため、義姉の話に「そうなんですね」と心にもない相槌を打たなければならず、面倒に思っていたのです。

悪霊がついてる?

そんなある日、Aさんは義姉から唐突にまさかのことを言われます。

「あなたには悪霊がついてるわ!」

義姉は最近、占いを受けるだけでは飽き足らず、自分で占いをするようにもなっていました。そして霊能力が自分にあると錯覚したのか、そんなことを言うようになったのです。

「このままだと、あなたたち家族にとんでもない不幸が起きるわよ!」

義姉は真剣な顔つきでこんなことを言ってきます。その迫力に押されてしまい、Aさんは思わず「じゃあどうしたらいいんですか? 」と聞いてしまいました。

数日後呼び出しを受け

「じゃあここに入って?」

数日後、呼び出しを受けたAさんは、義姉にそんなことを言われました。

場所はお風呂。そして浴槽には、大量の氷水が……。

「とんでもないことになってしまった」と思いながらも、今さら断ることもできません。Aさんは体をブルブル震わせながら、冷たい氷水に体を沈めていきます。

しっかり体を入れたところで、義姉は訳のわからない呪文を唱えながら、大量の塩をAさんに投げつけてきました。

氷水に体を沈め、寒さに震えながら、塩を投げつけられる……。地獄でした。

高熱にうなされ

それから数日間、Aさんは高熱を出し、家で寝込むことに。間違いなく、氷水のお風呂に入ったせいです。

しかしそれでも義姉は、「それは悪霊と体が戦っている証拠よ!」と相変わらずの様子。

数日経って、なんとか体調は回復しましたが、次に義姉に会ったら何をされるかわかりません。

そのためAさんはその日から、義姉とは距離を置き、義実家にも寄り付かなくなったそうです。

氷水に入れられるなんて、とんだ災難ですよね。スピリチュアルにハマるのは勝手ですが、他人を巻き込まないで欲しいものです。

ltnコラムニスト:ふくろうクジラ