いくら着飾ったとしても、内面が伴わなければ無意味です。
今回は、自身の言動で墓穴を掘った姑エピソードをご紹介します!
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「自称セレブ」の姑にウンザリ……

知人女性の夫は、大企業勤務のエリートです。
夫の実家は裕福だったらしく、贅を凝らしたマイホームに義両親は暮らしていました。
姑は「私は上流階級のセレブだから! 」と常に言い、知人女性に対して「どうして、うちの息子がアンタみたいな庶民と結婚したのかしら……」と頻繁に嫌味を言ってきたそうです。
一緒に同居こそしていませんが、姑の見下したような言動に、知人女性もウンザリしていました。

姑の本性を垣間見た華道師範

そんなある日、知人女性が姑宅に向かうと先客が来ていました。
実は、姑の通っている華道教室の先生が姑宅に来て、姑と一緒にお茶を飲んでいたのです。
ワンピースを上品に着こなし、優雅にお茶を飲む先生の姿は、まさに日本淑女そのものでした。
姑も、そんな先生に憧憬の眼差しを向けていました。セレブに憧れる姑にとって、華道の先生こそ理想の女性だったのでしょう。
ですが調子に乗った姑は先生の前で、知人女性を指差し「うちの嫁は、華道も茶道も未経験の庶民なんですよ~」と笑ったと言うから呆れてしまいます。

居場所を失った姑

華道の先生も、姑の言動を見て眉をひそめました。
「お嫁さんにそんなことを言うなんて……。あなたの品性を疑いますわ」
憧れの先生にドン引きされた姑は、必死に弁解しようとしますが、既に後の祭りでした。
この一件で、姑は華道の先生からよそよそしい態度を取られるようになり、結局、華道教室も辞めてしまったそうです。
「もう、教室に行けなくなってしまった……」
姑はそう言って、深く落ち込んでいたそうです。今回の失敗を経て、姑もさすがに反省したことでしょう。

ftnコラムニスト:六条京子