子供のお金をあてにする親は最低ですよね。しかし、子供からしたら断りづらいこともあり、親が子の情に付け込んでくるパターンも多いようです。今回は「旅行に行きたいとせがんでくる義両親」のお話をご紹介します。

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図々しい義両親

知人Aさんの義両親は、以前から旅行が趣味でした。しかし、定年退職をしてから年金暮らしになり、お金に余裕がなくなっていきました。そこで義両親は、Aさん夫婦にこんなお願いをしてきます。

「あの旅館に一度行ってみたいの。車がないから連れて行って! 」

旅行をせがまれた時は、たまには仕方ないかと思ったAさん。しかし、実際に二で旅行に行ってみると、想定外の連発だったのです。

旅費は全額こっち持ち!?

義両親が行ってみたいと言った旅館は、車で五時間ほどの距離。もちろん高速代やガソリン代がかかります。しかし、この交通費に関しては完全にスルーする二人。「ありがとう」の一言もありません。

旅館に着くと、義母が「まずはマッサージに行ってくるわね」と二時間のマッサージへ。そして夕食では、義父が「今日は特別だ! なんでも好きなものを追加で頼め! 」と大盤振る舞い。相当うれしかったんだろうなとAさんは思いました。

しかし、これも義両親の作戦でした。チェックアウトの時、義両親が「ごちそうさま。私達これから観光してくるね」と言って先に外へ出ていったのです。

もちろん、義両親が頼んだマッサージ代や、追加の飲食代は部屋付けでした。結局、Aさん夫婦が、多額の宿泊費を全額支払うハメになってまったのです。

人の金で贅沢しようとするな!

「もう絶対、義両親を旅行になんて連れて行かない」と心に誓ったAさん。しかし、味を占めた義両親は「来月は結婚記念日があるから、またよろしくね」と言ってきたのです。

ここで我慢の限界を迎えたAさんは、義両親にこうはっきり言ってやりました。

「暇じゃないので、あなた達だけで行ってください! 」

Aさんの気迫が相当すごかったのか、これ以降、義両親はAさん夫婦に何も言ってこなくなりました。

自分たち家族だけで行く旅行は楽しいものですが、義両親を連れて行くとすれば大変なもの。ましてや初めから「全額おごってもらおう! 」なんてありえませんよね。

こんな義両親には、心を鬼にして、はっきり嫌だと伝えた方が身のためかもしれません。

ftnコラムニスト:はぴまる