単身赴任中に魔が差すということはよくあるもの。今回ご紹介するのもそんな危険な単身赴任中に起きた不倫に関するお話です。不倫女からの明らかな挑戦状が夫の部屋に残されている時……妻のA子さんはどうするのでしょうか?
「浮気しないでね!」夫の単身赴任
結婚7年目のA子さんは、念願のマイホームを購入。すると、夫の転勤が決まり単身赴任をすることに。転勤のある仕事に就いていた夫と結婚したので、いずれ単身赴任になることは覚悟していたもののこんなにも早くその時が訪れるとは思ってもみませんでした。
「浮気しないでね!」と冗談めかして言ったものの、A子さんは夫を信じていたので心配せずに送り出しました。
なにかおかしい……明らかに妻への挑戦状
A子さんは月に一度は夫の赴任先に掃除や家事をしに行っていました。夫の部屋の異変に気がついたのは三度目の訪問からでした。
夫が気がつかないような場所に、女の痕跡が残されるようになったのです。
・洗面所の下の扉を開けるとメイク落とし
・キッチンのコンロ下には自炊しないはずなのに調味料類
・洗剤が以前のものと変わっていて柔軟剤も増えている
夫が隠したにしては雑過ぎるこれらの物は、明らかに不倫女から妻への挑戦状であるとA子さんは思いました。
正直に話して「不倫してるよね……?」
証拠を見つけて黙っていることはできません。A子さんは夫に不倫をしているか聞きました。部屋に女の痕跡が残されていることを突き付けられた夫は、不倫を認めます。
「寂しくてつい……」
離婚はしたくない、やり直したいと言う夫に、その場で不倫女に電話をかけさせ別れさせます。不倫女はごねているようだったので、A子さんが電話を変わります。
「わかりやすい証拠を残してくれてありがとう。でも夫は私を選ぶそうなので諦めてくださいね」
挑戦状を真っ向から受け止めたA子さん。夫にあきれはしたものの反省を受け入れ、また2人で再構築をする道を選びました。
もうしないで! 単身赴任中の不倫
A子さんは夫を許したものの、前のように信じることはできません。妻だけが気づくような証拠を残してくれるバカな女だったから不倫に気がつけたものの、もっと上手に不倫されていたら気がつけたかどうかはわかりません。
夫もA子さんも不倫事件以来マメに連絡を取り合い、以前よりも連絡を密に取っています。夫の単身赴任期間は残り2年。単身赴任が終わるまで本当の意味で安心することはできないとA子さんは言います。
一度失った信頼を取り戻すのは難しいもの。単身赴任という自由な環境になっても、配偶者の信頼を裏切るなんて決してあってはいけないことですね。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶