姑にいびられ続ける日々を過ごしているという人もいるでしょう。しかしある日を境に、その立場が逆転することもあります。そうなれば今までの恨みを晴らしたくなりますよね。そこで今回は知人から聞いた「いびってくる姑と立場が逆転した話」をご紹介します。
大嫌いな姑
主婦のAさんは姑のことが大嫌いでした。姑はAさんに会う度に、執拗な嫌がらせをしてくるからです。
家事を押し付けてくるというような嫌がらせは当たり前で、Aさんの食事に虫を混入させていたこともあれば、階段の上で体当たりしてきて大怪我しそうになったこともあります。
Aさんはかなりひどい嫌がらせを、毎回受けていたのです。
姑にまさかの出来事が
そんなある日、まさかの出来事が起こります。姑が自宅で倒れたのです。
救急車で運ばれた姑は、なんとか一命を取り留めます。しかしそのせいで足に麻痺が残り、身体が不自由になってしまいました。
その結果、姑は今までのように自由に行動できなくなったのです。
嫌がらせから解放される
姑が身体が不自由になった結果、Aさんへの嫌がらせも物理的にできないようになり、ストレスから解放されたAさん。
そして、Aさんは今まで散々された嫌がらせを忘れたわけではありません。
今であれば、何でもやりたい放題の状態ですので、Aさんは姑の家に積極的に行くようになりました。
小さな復讐を楽しむ
とはいえ、身体が不自由な姑にひどい嫌がらせをするほど、Aさんも鬼ではありません。
姑がAさんのことを呼んでも聞こえないフリをして、わざと行かなかったり、食事を辛めに作って食べさせたりと、小さな復讐を楽しんでいます。
そして何より、ベッドで横になる姑を見下ろしてニヤつくのが、Aさんにとっての一番の楽しみ。
「何よその顔! 私がこんな状態になって嬉しいの! 」
そんな悪態を姑はついてきますが、それでもAさんは何も言わずに姑を見下ろし続け、ストレスを解消しているのだそうです。
姑から受けた嫌がらせを考えれば、Aさんの嫌がらせは可愛いものですよね。今頃姑は、嫌がらせをしたことを後悔しているのかもしれません。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ