どうして? 姑からの嫌がらせが悩みのタネ
A子さんは結婚2年目の主婦。優しい夫との暮らしには満足していましたが、1つだけ悩んでいることがありました。それは姑との関係。初めて会った時から受け入れられているとは思えず、小さな嫌がらせをしてくるのです。
「何か原因があるのなら直したい、大切な夫を育ててくれた人だからできることなら仲良くしたい」
そう考えているA子さんでしたが、姑との距離を一向に縮められずにいました。
「はぁ……」今日もまた小さな嫌がらせ
A子さんは月に1度義実家に行き、義両親とA子さんと夫で食事をすることになっています。今月も義実家に行く日がやってきて、A子さんは「今日こそ認められるぞ!」と意気込んで義実家に向かいました。
ですが、待っていたのはいつもと同じ態度の姑。A子さんのことを無視したり、食事も別のものを用意されていたりと嫌がらせが待っていたのです。
残念なことに鈍い夫は姑からの嫌がらせを気づいてはくれません。この日A子さんは我慢できずに、ついに姑に嫌がらせする理由を問いただしてみることにしました。
嫌がらせの原因は「嫁だから」
姑と2人きりになったタイミングでA子さんは尋ねます。
「お義母さん私のどこが気に入らないんですか? 直せるところがあったら直すので仲良くしたいです」
すると姑から返ってきたのは驚きの答えでした。
「そんなの決まってるでしょ! あなたが嫁だからよ」
なんて理不尽な答えなのでしょうか。A子さんがずっと悩んでいた姑からの嫌がらせは、A子さんに問題があったのではなく”嫁”という立場がさせていたというのです。
覚悟を決めるしかない! 嫁姑バトルはこれからも続く
それを聞いてA子さんは覚悟を決めました。この姑と付き合っていくのなら、嫁姑バトルは避けられないということ。そして、その嫁姑バトルを戦い抜くということ。
そう決めたA子さんは、もう姑の小さな嫌がらせで落ちこんでなどいられません。姑に無視されても何度も話しかける図太さを身に着け、嫌がらせは指摘していくことに。
今でもA子さんと姑の関係は変わっていないそうですが、骨のある嫁だと認めてもらえたら仲良くなれるかもしれませんね。令和の世にも嫁姑バトルは健在です。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶