少額のお金を借りるだけ借りて、返すことはないという寸借ママ。かなり迷惑ですよね。さらにそんな母親を見て育った子供は、同じようなことをする子供になることもあります。そこで今回は知人から聞いた「寸借ママの息子が寸借小学生だった話」をご紹介します。
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迷惑な寸借ママ

主婦のAさんには、大嫌いなママ友がいます。そのママ友は少額のお金を借りて永遠に返さない、寸借ママだったからです。

「小銭がないから、500円だけ貸してくれない?」

そんなことを言い、お金を借りるというのがそのママ友の常套手段です。今まで何度も貸していることを考えれば、合計金額はかなりの額になっていました。

そのため、寸借ママのことをAさんはもちろん、他のママ友も嫌っていたのです。

寸借ママの息子

そんなある日、寸借ママの息子が家に遊びにきました。Aさんの息子と仲が良いらしく、たまに遊びに来るのです。

母親のことは嫌いでも、子供に罪はありません。そのためいつもAさんは、快くその子を迎え入れていました。

たまたま聞いてしまった会話

しかしたまたま息子の部屋に入ったとき、Aさんは聞いてしまいます。

「50円だけでいいから貸して? 絶対返すから」

寸借ママの息子が、Aさんの息子にそんなことを言っていたのです。

そのときはちょうどAさんが入ってきたこともあり、Aさんの息子がお金を貸すことはありませんでした。

しかしAさんは気になり、寸借ママの息子が帰ってから、子供に尋ねてみます。

寸借小学生だった

「もしかして、今までにお金を貸したことあるの?」

そう聞くと、息子は「うん」と頷きました。これまでに何度もお金を貸しており、一度もそれが返ってきたことがないというのです。

さらにマンガやおもちゃなどを貸したことがあるのですが、それも返ってきていないとのこと。それを聞き、さすがのAさんもため息が出てしまいます。

寸借ママの息子は、寸借小学生だったのです。

結局、Aさんは息子に「お金は貸さないでいい」と告げ、その後はお金を貸すこともなくなりました。

そして寸借ママの息子は他の子たちからもお金を借りていたこともあり、クラスの中でどんどん孤立。その後、転校することになり、今はどこで何をしているのかわからないのだそうです。

母親がやっていることだから、悪気もなく同じことをやっていたのかもしれませんね。今後の人生が心配です。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ