姑から突然「再婚する」と告げられ……
A子の姑は75歳で、数年前に夫を亡くしてからは1人でひっそりと暮らしていました。
そんな姑が、ある日突然やってきて「実は私、再婚しようと思うの!」と言い出すからA子も夫もびっくり!
さらに、詳しく事情を聞いてみると予想外の事実が明らかになります。
お相手はまさかの50歳下?!
A子も夫も、てっきりお相手は姑と同じくらいの年代の男性かと思っていたのですが、なんと相手は25歳!社会人2年目のめちゃくちゃフレッシュな若者だったのです……!
しかし姑は本気で恋をしている様子。「もしかしたら結婚詐欺かも」と考えたA子たちは、とにかく相手の男性に1度会ってみることにしたのでした。
約束の日、姑とともに待ち合わせ場所に現れたのは小柄で童顔の気弱そうな男性でした。姑と並ぶと祖母と孫にしか見えません……。
必死で平静を装いながらA子と夫が話を聞くと、だんだん男性の性格や経歴がハッキリしてきました。
男性が求めていたのは
男性は、昔女性にいじめられたことをきっかけに軽い女性恐怖症になってしまったそう。しかも、両親が共働きで忙しく、代わりに祖母に育てられたため、大のおばあちゃんっ子。
姑との関係も「おばあちゃんのように甘えることができて安らげる」と、どうも「女性」というより「おばあちゃん」としての姑を求めている様子……。
結婚詐欺ではなさそうで安心したA子たちでしたが、別の意味で不安になってきました。
一方、まだまだ女性として見てほしい姑は?
しかし、姑はまだまだ自分のことを女性として見てほしい! と意気込みます。
もちろん肉体関係も持ちたいらしく、「もう1度女性として求められたい!」 とハッキリ言い切る姑に、A子と夫は若干引いてしまいました。
しかし、もっとドン引きしていたのは当のお相手の男性だったのです。
価値観の違いが浮き彫りになり……
A子たちの前でお互いの価値観を披露したことで、姑と男性の考え方の違いが浮き彫りになってしまう形になりました。
男女としてではなく熟年夫婦のように穏やかな関係を望む男性と、70代でも思いっきり男女を求める姑……。
そのうち男性のほうが姑の熱意についていけなくなり、話し合ったものの平行線のままだったため、結局再婚の話は白紙になってしまったそうです。
まとめ
姑にとっては酷な結果になってしまいましたが、若々しい気持ちを思い出せたという点では良かったのかもしれませんね。次こそは姑の価値観についてこられる男性が見つかりますように……!
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの