略奪婚は「幸せになれる・なれない」で意見が分かれますよね。約6年の不倫の末に略奪婚を成し遂げた知人は、現在後悔の真っただ中。愛する男性と結婚できたのになぜ後悔しているのか、知人のケースをご紹介します。
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年上男性と、6年にわたる不倫関係

知人女性は、15歳年上の男性と長い間不倫関係にありました。
彼女が30歳の頃から不倫を始め、不倫期間はなんと約6年。年上で頼りになる彼に惹かれ、良くないことだとわかりつつも、不倫をやめられませんでした。

6年の間、不倫を解消しようと思ったことは何度かありました。友人の結婚式に参列したときや、両親から結婚の話をされたときは、寂しさや罪悪感に襲われることも……。
でも彼に会うと「この人しかいない!」と未練が残り、別れることができません。
彼のほうも「妻といても癒されない。君と一緒に暮らせたら幸せだろうな」と、将来を匂わせるセリフを口にするので、期待をしてズルズルと付き合ってしまいました。

「子どもが自立するまで離婚はしない!」という妻

これだけ長く不倫を続けていると、当然奥さんにもバレました。
友人は離婚してほしいと願ったけれど、妻は「子どもが成長するまでは離婚しない」と、それを拒否。
ただ、夫婦関係は冷めていたようで「子どもさえ作らなければ不倫は勝手にすればいい」と黙認する姿勢をとりました。

子どもの成長を待ち続け、彼女が36歳になったときにようやく離婚が成立。
念願の結婚にたどりつきました。

せっかく結婚できたのに……

何年も待ち続けて結婚した彼女。幸せいっぱいかと思いきや、結婚後に後悔に襲われてしまいました。
不倫中はかっこよく見えていた彼ですが、気づけば50歳過ぎ。結婚後に自宅でダラダラ過ごす姿を見ると急におじさんに見えてしまったのです。

スリルがある不倫が終わり、平凡な日常がスタートすると「なんでこの人にこだわっていたんだろう」とスッと冷静に。
あれほど執着していた彼に魅力を感じなくなってしまいました。

不倫で得られるもの、失うもの

冷静になった彼女は、不倫略奪婚により失ったものを自覚してさらに落ち込みました。
親からは結婚を祝福されず、離れた友人もいます。慰謝料により金銭も失いました。
彼女は子どもも希望していたけれど、年齢や金銭面を考えると厳しく、彼も「今から子育ては無理」と否定的。子どものいる人生も失ってしまいました。
周囲を見渡すと、同年代の夫と子育てをしている幸せそうな女性がいます。
この人しかいない! と思って待ち続けたけれど、これが私が望んだ幸せなの? と悩む彼女。
略奪婚は早まったかもしれない、と後悔に陥っています。

ftnコラムニスト:愉子