孫にあまい義母
義母は、初孫である優太が大好きなあまり、優太が欲しがる物をすぐに買い与えていたそうです。
美穂からすれば、優太がワガママな子どもになってしまわないか心配になる時があったのだとか。
しかし、相手は義母だし、好意で買ってくれているため「やめてほしい! 」とハッキリと言えなかったそうです。
義母が何でも買ってしまうために、母親である美穂からは、優太に何かを買ってあげることはほとんどなかったのだとか。
母親の悪口
義母が頻繁に催促をするので、美穂は5歳になった優太を初めて1人で義母宅へ泊まりにいかせたそうです。
大喜びしてくれた義母だったのですが、お泊りの最中に美穂の悪口をたくさん優太に言ったのだそう。
「ママは普段、何にも買ってくれないんでしょ〜? ケチだね〜」「ゲームもちょっとしかやらせてくれないんでしょ? 意地悪だよね〜」などなど……
美穂からすれば、物を買わないのは義母が買い与えているからだし、ゲームだって毎日の時間を決めていたからだそう。
そして「ママの料理は栄養がないよ、和食がいいのよ! 」とも……
美穂は確かに和食作りは苦手だそうですが、子どもの好きなオムライスや旦那のリクエストであるグラタンなど、毎日一生懸命作っていたそうです。
孫の反撃
母親である美穂の悪口をたくさん言われた優太は、なんと! 泣きながら反撃をしたというのです!
「ママの料理は世界一のお子様ランチ! ぼくは和食大っきらい! 」「おもちゃ買ってくれなくても絵本を毎日寝る前に読んでくれる優しいママだし、ケチなんかじゃない! 」優太は義母が言った母親に対する悪口のすべてに反撃してくれたのだとか!
そして「ママは世界で1番大好き」と何度も言って義母を黙らせたのだそうです。
5歳の子どもがとても勇敢に自分のママを守っている姿に、義母は悔しいけど完敗したといいます。
反省した義母
まだ5歳の孫に反撃された義母は、自分の意地悪な行動を振り返って、しっかりと反省してくれたそうです。
そう、この話を美穂が知っているのも、義母が正直に話してくれたからなんだそう。
これからも孫の優太と良好な関係でいたかった義母は、優太にもきちんと謝ったといいます。
現在は中学生になっている優太ですが、おばあちゃん想いの優しい孫に育っているのだそうです。
ftnコラムニスト:さらら