秘書課の友人は役員と絶賛不倫中
友人Yちゃんは大学卒業後に大手企業に就職し、秘書課に配属されました。明るくテキパキしたYちゃんは役員に気に入られ、いつしか不倫関係になります。
30歳以上年の差があるせいか、不倫相手はYちゃんが可愛くて仕方がないようです。お金を惜しまず、Yちゃんが求めなくてもたくさんのプレゼントをくれ、度々高級レストランに連れて行ってくれます。
友人から夕食のお誘いが
ある日、「今日空いてる?」とYちゃんから誘われた私。特に予定はなかったので、OKして銀座で待ち合わせをしました。ブラブラとショッピングを楽しんだ後に、夕飯がてらお酒を飲むことに。
「どこにしようか?」と私がスマホで調べようとすると「ちょっと待って。彼と行ったことあるレストランが近いから」とYちゃんは電話をし始めました。そして「彼が席とってくれたから行こう。夕食は彼のゴチだよ♡」と笑顔で私に言ったのです。
VIPのように扱われる友人
Yちゃんに連れて行かれたのは、明らかに高級そうなレストラン。私なら入ろうとも思わないお店です。Yちゃんは慣れた様子でスタッフと話をしています。案内されたのは個室でした。
「好きなもの頼もう」と言ってYちゃんはメニューを広げます。メニューに書いてある値段を見て、私は「やっぱり高い…」と緊張してしまいました。メインディッシュは一番安いのでも5000円以上です。私が迷っていると「これはどう?」とYちゃんがリードしてくれます。私はよくわからないので、Yちゃんに全てお任せしてしまいました。
不倫相手の財力に甘えまくり♡
私がYちゃんの不倫相手のお財布で食事をしたのは、実はこの1回だけではありません。Yちゃんから誘われると、高確率で不倫相手の奢りになります。不倫相手と3人で食事をしたこともありました。そのときは石焼ステーキのお店で「私はなぜこのメンバーと食事をしているんだろう…」と、さすがに虚しい気分になったものです。
毎回のように不倫相手からご馳走する流れに抵抗を感じた私は、Yちゃんからの誘いを断るようになりました。まるで自分も同罪のようで、いたたまれなくなったのです。その後、Yちゃんとは疎遠になったので、彼女がその後どうなったのかはわかりません。
ftnコラムニスト:ききた