恋愛の形は人それぞれ。誰が誰を好きになろうと自由です。A子さんは小さな頃からいつも3人で遊ぶ仲の良い女友達がいました。そして、その友達からハッピーな報告を受け取ったそうです。筆者の知人から聞いた幸せなLGBTカップルのお話をご覧ください。
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私たちずっと仲良し! 女3人の友情は永遠に

A子さんは昨年結婚した28歳の女性。幼馴染の女友達2人B美とC子とはずっと仲が良く、大人になっても定期的に集まっていました。

A子さんは自分が結婚をしたことで、2人にも幸せになって欲しいと願うように。しかし、思い返してみても2人の浮いた話はこれまで聞いたことがありません。

そこでA子さんは「結婚っていいよ~」と2人の結婚に対する意欲が湧くように仕向けたりする作戦を実行することに。地味な作戦ではありますが、2人からの恋の報告もいつか受けてみたいと続けていました。

2人からの発表「A子に話したいことがあるの……」

いつもA子さんからの誘いで集まる3人でしたが、その日は違いました。B美とC子の方から誘いがあり、話したいことがあるからどうしても今日会いたいと言うのです。

大親友にどうしても会いたいと言われれば、駆け付けないわけにはいきません。A子さんは大急ぎで仕事を終わらせ、いつもの場所に向かいます。

「きっと何かいい話に違いない」

そんな期待がA子さんの胸には充満していました。

私たちパートナーシップ制度を利用しました!

A子さんが店に到着すると、そこには既に2人がいました。

「A子なら驚かないで聞いてくれると思うんだけど……」

そんな前置きをして2人は話し始めます。

「私たちパートナーシップ制度を利用しました! 」

2人から見せられたのは、2人がパートナーであることを認める証明書。パートナーシップ制度とは同性同士であっても、婚姻同様の関係を認める制度のこと。2人はお互いに好き同士で、恋人だったのです。

突然のことにびっくりはしたものの、A子さんは嬉しくて涙がこぼれてきます。

「おめでとう~。本当に良かったね~」

これからもずっと友達だよ! 3人の仲は変わらない

2人がパートナーシップ制度を利用しようと思ったのは、結婚して幸せそうなA子さんの姿に背中を押されたとのことでした。

大親友が2人同時に幸せになってくれた事実がA子さんは嬉しくてたまりません。届を出した日にどうしても伝えたくて、A子さんは今日呼び出されたのでした。

「これからもずっと友達でいようね! 」

ハッピーな報告を受けて、改めてそう誓い合う3人なのでした。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶