鬱陶しいママ友
Aさんは小学生の子供を持つ、普通の主婦です。そんなAさんには、Bさんというママ友がいます。しかしAさんは、Bさんのことを少し鬱陶しく思っていました。
というのも、Bさんは自分の子供のことを天才だと信じて疑わないママ友だったからです。
自慢ばかり
「ウチの子、この前のテストで100点だったのよ! 」
口を開くと、Bさんはこのような子供自慢をしてきます。小学校のテストで100点を取ることなど珍しくないはずですが、なぜかBさんはそれだけで自分の子供を天才だと自慢してくるのです。
他にも「中学生で習う漢字を書ける」「夏目漱石の本を読破した」など、Bさんは周囲のママ友に自慢を繰り返します。
そのためAさんはもちろん、ママ友全員が「さすがに鬱陶しい」と感じていました。しかしある時期から、状況が変わります。
状況に変化が
ある時期から、Bさんの子供は成績が伸び悩むようになりました。クラスの平均よりは高い点数だったのですが、勉強が難しくなっていくと同時に、前のように100点ばかりは取れなくなったのです。
その頃から、Bさんは無性にイライラするように……。
そしてとうとう、Aさんたちママ友に対して、とんでもない発言をするようになりました。
「アンタたちの子供のレベルが低いから、ウチの子が悪影響を受けているのよ! 」
ママ友全員イライラ
なんと、Bさんは自分の子供の成績が悪いことを、Aさんたちの子供のせいにしてきたのです。
さすがにその発言にはママ友全員がイライラ……。「自分のせいじゃないですか! 」とBさんに非難が殺到することになります。
しかしそれでもBさんが謝ることはありません。その態度を見てママ友は全員呆れてしまい、Bさんはその後、ママ友の中で孤立することになってしまったのです。
子供への愛が強すぎるのでしょうが、周囲の人に迷惑をかけるところまで行くとさすがに異常ですよね。子供の将来が心配になってしまうような親です。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ