不倫相手に本気になってしまう人もいますが、その結果、子供を邪魔な存在だと思ってしまうこともあります。そして最悪の行為に及ぶ人もいるのです。そこで今回は知人から聞いた「不倫相手に本気になった妊婦の話」をご紹介します。
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妊婦の不倫

主婦のAさんは、お腹に子供を宿す妊婦でした。すでに臨月を迎え、後は出産を待つのみという時期だったのですが、大きな悩みを抱えていました。

実はAさんには、不倫関係にある男性がいました。妊娠前はそこまで本気ではなかったのですが、最近になってその不倫相手のことを本気で好きになってしまったのです。

お腹の子が邪魔

旦那と別れて不倫相手と一緒になりたいという想いが、日に日に強くなるAさん。しかしお腹には、旦那との間にできた子供がいます。

そのため、どんどんお腹の子を邪魔に感じてきたのです。

中絶しようにもすでに臨月ですので、そのようなことはできません。そこでAさんは、とんでもない暴挙に出ます。

駅の階段にて

Aさんは駅構内にいました。そして目の前には、長い階段が……。

恐怖はありましたが、一歩足を踏み出します。そしてなんと、わざと階段で転んだのです。

身体中に激痛が走り、様々な人の悲鳴があがります。

薄れゆく意識の中でAさんは、「流産しますように……」とつぶやきました。

病院に運ばれる

「お子さんは無事ですよ」

主治医からそう言われたAさん。階段で転んだAさんでしたが、全身を強く打ったものの、子供は無事だったのです。

「良かったな」病室でそう言ってきたのは、旦那です。しかしAさんにとっては、ガッカリの結果でした。そして思わず言ってしまいます。

「流産すれば良かったのに……」

その発言にギョッとする旦那。「どういう意味だ? 」と問われ、Aさんはわざと階段で転んだこと、不倫相手と一緒になりたいと思っていることを告白します。

すると「ふざけるな!」と旦那が一喝。そして「お前がそのつもりならいい! 子供は俺が育てる!」旦那はそう宣言したのです。

その後、Aさんは無事に子供を出産。旦那とは離婚し、子供は旦那が引き取ることになりました。そして一緒になりたいと思っていた不倫相手には振られてしまい、Aさんは現在、1人で寂しい生活を送っています。

子供を流産させるために階段で転ぶなんて、正気の沙汰とは思えないですよね。せめて産まれた子供には幸せになってもらいたいものです。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ