娘からおかしな話
結婚して10年目のAさんは、小学生の娘からおかしな話を聞きました。定期的に妻と2人で出かけ、知らない男性と会っているという話です。
そして妻は娘に、その知らない男性のことを「パパ」と呼ばせているとのこと。
そんな話を聞き、「まさか」と思ったAさん。そこでさっそく調べてみることにしました。
妻の不倫が発覚
「どういうことだよ! 」
Aさんは妻のスマホをこっそり盗み見して、確信を持ちました。妻は不倫していたのです。
「娘と不倫相手を会わせるなんて、どういうつもりだ! 」Aさんは激怒します。
最悪、不倫するのは許すにしても、娘の心に大きな傷を与えるような行為はやめて欲しい。Aさんはそのような気持ちで怒っていたのです。
まさかの反論
Aさんが激怒しても、妻はまったく反省していないようでした。「別に」と言って、まったく話し合おうとしないのです。
その様子を見てAさんはさらに激怒。「お前は母親失格だ! 」などと妻を罵ります。
するとさすがに腹が立ったのでしょう。妻もAさんに反論してきました。しかしその反論の内容が、まさかの内容だったのです。
「そもそも、娘はあんたの子じゃないから! 」
真実を知る
妻からのまさかの反論を受け、一瞬意味がわからなかったAさん。しかし詳しく話を聞くと、衝撃的なことがわかります。
実は妻が不倫していたのは、娘が産まれる前からだったとのこと。そして妊娠したとき、旦那と不倫相手どちらの子供かわからなかったから、出産後にこっそりDNA検査をしたそうです。
その結果、娘の父親は不倫相手だということがわかったとのことでした。
つまりAさんはこれまで、自分とは血のつながらない娘を育てていたということ。そして妻が不倫相手のことをパパと呼ばせていたのは、ある意味正しいことだったということがわかったのです。
この真実を知り、大きなショックを受けたAさん。娘と一緒に暮らしたいという思いもあったそうですが、やはりそれも難しく、妻とは離婚。親権も妻が持つことになり、今Aさんは1人で暮らしています。
これまで可愛がっていた娘が自分の子ではないとわかったら、とてつもないショックを受けると思います。なんともやるせない話ですね。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ