人生の分かれ道
主婦のAさんは人生の大きな分かれ道にいました。旦那の不倫が発覚し、Aさんは許すべきか、それとも離婚するべきかで悩んでいたのです。
「離婚しよう……」
やはりAさんは旦那の不倫を許すことができず、離婚することを決意しました。そしてそのことを旦那にも伝え、正式に離婚することが決まったのです。
不思議なことを言われる
離婚することが決まっても、すぐに離れ離れというわけではなく、様々な準備が整うまでは一緒に暮らすことになっていました。
しかしそれから数週間後、Aさんが友人に離婚することを伝えると、不思議なことを言われます。
「じゃあ、その……不倫相手と結婚するってこと? 」そんなことを言われたのです。
真実を伝えるも
まるでAさんが不倫をしていたかのような言い方。そのため、Aさんは「不倫してたのは旦那のほうだよ」と友人に伝えました。すると、まさかの一言が……。
「旦那さんが、そう言ってたんだよ? 」
Aさんは嫌な予感がして、両親や他の友達、職場の人などに確認を取りました。すると、みんなが旦那からAさんが不倫していたと聞かされたと言うのです。
絶対に許せない
「ちょっとどういうこと!」
Aさんは旦那にそう詰め寄りました。すると旦那は何でもないことのように「あぁその話ね」と話を始めます。そして最悪の言葉を吐き出してきました。
「まぁ、お前が不倫くらいで離婚とか言い出すから悪いんじゃない? 」
そして「そんなに嫌だったら離婚しないであげてもいいけど? 」と、ほくそ笑みながら言ってきたのです。
旦那は自分が不倫したことを棚に置き、Aさんが離婚を切り出したことを逆恨みしこんなことをしたのです。
「絶対にあんたなんかと一緒にはいれない! 」Aさんは当然のようにそう怒号をあげました。
そしてその後、Aさんは自分の汚名を晴らし、友人たちにも真実を知ってもらえるように、不倫の慰謝料を請求する裁判を起こしました。
それにより知人にも旦那が嘘をついていたことが周知され、なんとかAさんは名誉を守ることができたのです。
腹いせで相手が不倫していたことにするなんて最低ですよね。離婚間際はこのようなトラブルが起きるかもしれないため、注意しておいたほうがいいかもしれません。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ