義父の介護を強制された
主婦のAさんは地獄のような日々を過ごしていました。Aさんの義父は体が不自由で、介護を必要としているのですが、その介護をAさんが毎日やらなければいけなかったからです。
義実家には義母も住んでいるのですが、義母はまったく介護しようとはしません。
「介護は嫁の仕事! 」
そう言われてしまい、全てを押しつけられてしまったのです。
そのためAさんは毎日義父の介護、そして家に帰って家事や育児をこなすという日々を過ごしていました。
地獄を抜け出す方法
しかしそんな日々に耐えられなくなったAさん。そこでなんとか、地獄の日々を抜け出す手段はないかと考えます。
そこである方法を思いつきます。それは旦那をうまく使うという方法です。
作戦開始
その日からAさんは、介護を終えた後、家にはすぐに帰らず、少し時間をおいてから家に帰るようにしました。
「お義母さんに、用を頼まれたから、今日は帰りが遅くなる」
旦那にはそう嘘をついていました。
そしてAさんの帰りが遅くなれば、自然と子供の面倒や家事を旦那がやらなければなりません。そうしてAさんは介護、旦那が毎日のように家事をやるという日々が続いたのです。
地獄から抜け出せた
「いい加減にしろよ! 」
ある日、義実家に行ったとき、旦那がそう激高しました。その相手は義母です。
「毎日嫁に介護やらせて……自分でやれよ! 」
いつもAさんが介護をしていたときは何も言わなかった旦那。しかし自分が家事をやらなければならなくなった結果、どんどんストレスが溜まり、ついに義母にブチギレたのです。
まさかの旦那からの反撃に焦る義母。「いや、だって介護は嫁の仕事だし……」と言いますが、「介護はお前の仕事だよ! 」と旦那に一喝されます。
そして義母は渋々介護をすることになり、Aさんは介護から解放。平和な日々を取り戻すことができたのです。
旦那をうまく誘導して怒らせるなんて、賢いやり方ですね。ようやくワンオペ介護から抜け出せたようで良かったです。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ