嫁いびりなんて昔話でしょ? そう思っていた筆者の友人A子さんですが、令和にも昔ながらのテンプレ嫁いびりが実在していることを身を持って知ることになります。A子さんが義実家から受けたテンプレ嫁いびりがどんなものだったのか、早速みていきましょう。
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「え? 私の分は? 」嫁だけ食事なし!

A子さんは28歳で、同い年の夫と結婚し、義実家と近距離別居をしていました。結婚したばかりの頃は「いい嫁」でいなくては! と頑張っていたのですが、義母が昔ながらのテンプレ嫁いびりをしてくるので、今ではどんな嫁いびりをされるのか逆に楽しんでいます。

先日も義実家に呼ばれて行くと、夜ごはんにお寿司を取ることに。当然、A子さんの分はありません。

「お義母さん! 私の分だけ寿司がありませんよ~。また忘れちゃったんですか? しっかりしてくださいね」

嫁いびりに慣れっこのA子さんは、寿司がないのを黙っているほどいい嫁ではありません。しっかりとみんなの前でいびられていることをアピールし、夫と寿司を半分こするのでした。

「私、空気? 」それならくつろいでまーす

義母はしょっちゅうA子さんのことを無視してきます。まるでいないように振る舞ってくる義母の態度に最初は傷つきましたが、今ではそっちの方が楽かもしれないと考えるようになりました。

無視が始まるとソファに移動し、スマホを取り出してSNSパトロールを始めます。義母がそんなA子さんの態度を注意してくることもあるのですが、A子さんは言い返します。

「あ、お義母さんが私のこと無視してたので、私って必要ないのかと思ってました~」

「育ちが悪い? おめーもな! 」テンプレ嫌味

義母はA子さんに嫌味も言ってきます。特に多いのが「育ちが悪い」と言われること。少しでも義母の前でミスをしようものなら、それに対し「育ちが悪い」と言ってくるのです。それに対しA子さんは……

「ほんと夫くんは、とっても優しい子で育ちがいいですもんねえ。なのに、どうして夫くんを育てたお義母さんは、人に対して育ちが悪いなんて言う悪い人なんでしょうねえ。」

言い返してくる嫁だと知っていながら嫌味を言い、言い返されると慌てる義母の様子を見るのがA
子さんは楽しくてたまりません。

次はどんな嫁いびり?

義母に会う度に嫁いびりをされるA子さんですが、最近は新しい嫁いびりをされなくなってきたのを退屈に感じていました。ただし、義母も諦めの悪いタイプですから、新しい嫁いびりを考えてくるでしょう。次はどんな嫁いびりをされるんだろう? とワクワクするA子さんなのでした。

本来辛いはずの嫁いびりですが、A子さんのように楽しみに変えてしまって乗り切るというのも一つの手ですね。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶