「女はいいよな~」ってマジで言ってる?
A子さんの夫は育休中のA子さんに向かって「女はいいよな~」とよく言ってきます。A子さんも外で働く夫の大変さはわかるので、「はいはい」と言って流すのですが時々言い返したくなってしまいます。
女はいいよなってそれマジ? 育休中だからって家事育児をすべて任されて、疲れて帰ってきた夫の世話までしなくちゃならない。これなら私だって働くだけでいい夫の立場になりたいよ!
こんな風に考えてしまうことが増えてきたのです。
少子化社会で女に課せられた役割の多さ
産むことは女にしかできないこと。そんなことはA子さんにもわかっています。でも、それ以外のことは男女で分け合えるはずです。それなのに、A子さんの夫は「女が全てやって当然」という考えの持ち主でした。
産め! さらに育てろ! 育休が終わったら働け! 子供のトラブルに対処するのは母親として当然だ! 太ったり美容に手を抜いたりすることは許さない!
これってハードすぎやしませんか?
「男はいいよな~」ついつい本音が出ちゃった
今日も夫は疲れて帰ってきました。またいつもの「女はいいよな~」が口から出ます。夫は今日の寝かしつけにA子さんが苦労したことも、離乳食をぜんぶ吐き戻されて心が折れかけたことも知らないのです。
「なんか部屋汚くね? 育休中なんだからしっかりしろよ~」
夫から小言を言われて、ついA子さんは言い返してしまいます。
「男はいいよな~。働くだけで偉そうにしてられるんだもん」
夫はびっくりしていましたが、A子さんはこれまでの不満を全部夫にぶつけました。
まとめ
A子さんの大爆発によって、女の人生に求められることの多さについて少しは理解した夫。そこからは少しずつ家事や育児を手伝ってくれるようになったそうです。今の時代、男だから〇〇、女だから〇〇はNG!
お互いにやれることをやって、助け合って思いやる。時代問わず、相手を思いやる心が大事かもしれませんね。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶