離婚の理由はそれぞれですが、意外に多いのが嫁姑問題です。今回は、「姑が母親をバカにしてくるのが耐えられなかった」という友人Aさんのお話をお届けします。
貧しい家庭環境
Aさんは幼い頃に父親が他界。その後は、母親が女手一つで、Aさんを育ててくれました。
とても貧しい生活でしたが、母親は毎日手料理を作り、親身になって話を聞いてあげるなど、Aさんにとって、とても優しい自慢のお母さんでした。
人として最低すぎる言葉
高校を卒業したAさんは、アルバイト先のスーパーに就職。その後、職場の先輩の紹介で出会った男性と結婚しました。
彼は教員で、両親も公務員。いわゆるお堅い家で育ちました。そんな彼とは釣り合わないと思ったAさんでしたが、献身的に支えてくれるAさんに、彼は結婚を決めたのです。
しかし、結婚してすぐに、同居する義母がAさんにこんな嫌味を言ってくるようになります。
「あなたのお母さんは貧乏くさい。貧乏がうつるから関わりたくないわ」
初めて会った時から、Aさんの母親を、みっともないと毛嫌いしていた義母。確かにAさんの母親はオシャレではないかもしれませんが、身なりはごく普通です。
親子まとめてサヨナラ
家庭円満のために、怒りを我慢してきたAさん。しかし、夫が義母に言った内容で、限界を超えてしまったのです。
「義母さんには、指一本触れさせないから安心して」
母親を汚らしいものだと言われたAさん。大切な母親のことを、ここまでバカにする人たちとは、一緒にいられないと覚悟を決めます。
「お義母さん、もうウンザリです。二人でお幸せに!」
義母は「離婚だけはやめて。うちの子がバツイチだなんて、恥ずかしくて外も歩けない」と騒いでいましたが、荷物をまとめてAさんは実家に帰ったのでした。
こんな失礼な人がいるなんて、開いた口が塞がりません。自分の大切な人をけなされるのは、自分がけなされる以上に辛いものですよね。
ftnコラムニスト:はぴまる