優秀な娘が進学校を受験することになり……
友人のA子は中学生の娘がいる母親です。
今年、A子の娘は高校を受験する年なのですが、かなり頭がよく生活態度も申し分ないので、推薦で私立の有名進学校を受験しないかと担任から打診されました。
A子は家計を節約してでも学費を捻出しようと決意! 娘本人も「絶対に行きたい! 」と喜んでいたのですが……
ハァ?なんでお前が口出すの?
それを聞きつけて、義姉がA子のところへやってきました。
そして、なぜか「私立なんて学費がすごいでしょ? あなたたちの収入じゃとてもじゃないけど払えないわよ」「絶対にやめておいたほうがいい! 」と強く反対してきたのです。
さすがにイライラしたA子が「学費のことはなんとかするし、絶対進学させます」と言うと、義姉はついに本心を明らかにしました。「学費にそんなに使っちゃったら、うちの両親の介護費用がなくなるでしょ! 」
……え?義両親の介護費用のために娘に進学を諦めろってこと?! とA子は唖然。しかも、義両親は年齢のわりにまだ元気で、介護が必要な様子もないのに何故?
ヒステリックな義姉と話しても埒が明かないと思い、A子は義両親のところへ行き、義姉の言い分を伝えることにしました。
義両親へ報告
一連のことを聞いた義両親はびっくり!
「私たちはまだ介護なんていらないし、いずれは自分たちの蓄えで老人ホームにでも入るわよ!」とA子に言いました。
実は、義姉はもともとドケチな人で、義両親にも何かとおねだりしてお金を出してもらっていたのです。A子の娘の学費を介護費用に回せと言ったのも、そうすることで自分に回ってくるお金が多くなると思ったのでしょう。
そんな義姉の魂胆に、一番腹を立てたのは姑でした。
姑、グッジョブ!
翌日、姑は義姉を呼び出して「姪っ子の学費に口を出すなんて非常識だと思わないの?! いいかげんにしないと、今後一切あんたには援助しないし孫の面倒も見ないからね! 」と激怒!
日ごろから子育てや金銭面で姑に頼りきっている義姉は、姑のこの言葉に言い返すこともできなかったそうです。
それ以来、A子の家の家計のことに口出ししてくることもなくなったんだとか。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの