人はいくつになっても、思わぬきっかけで不倫にハマっていきます。筆者の知り合いにも不倫で人生や家庭が壊れた人はいます。今回は知り合いの女性から聞いた、人生の残された時間を共に過ごすと決めた高齢男女の不倫をご紹介します。
高齢の母がスポーツクラブに通いだす
50代のAさんには、80歳をこえる元教員の両親がいます。
母親は80代に入り体力づくりのために、近所のスポーツクラブに通うようになりました。
週に２〜3回ほど同年代の男女と楽しく運動している母を、Aさんも微笑ましく思っていました。
元同僚の男性と再会し…
しかし母親はスポーツクラブで、教員時代の元同僚男性Bさんと再会し男女の関係になっていたのです。
Bさんは、数年前に妻を病気で亡くしました。
二人は偶然スポーツクラブで再会し、惹かれあっていきました。
母親は同僚宅で、彼のために作り置きのおかずをつくり、簡単な掃除や家事までしています。
一方で父親とは一緒に買い物に出かけるなど、今までと変わらない夫婦生活を営んでいました。
母親に問い詰めるが…
ある日、母親は仲間と二泊三日の温泉旅行にでかけました。
娘のAさんは、スポーツクラブの友だちと一緒に行くという言葉を疑います。
母親の目を盗んで携帯を調べると、不倫の証拠を見つけてしまったのです。
Aさんが本人に不貞行為を問い詰めると…。
母親は「残された人生、自由に生きたいの」と悪びれる様子もありません。
高齢男女の不倫
その後、Aさんは母親の不倫相手の男性にも面会しました。
Aさんは「高齢の親が不倫しているなんて、恥ずかしい。母親と別れてほしい」と訴えます。
すると男性は「あなたのお母さんはとても立派な人です。私に生きる希望を与えてくれたのです」と拒否されたのです。
Aさんは、母親と同僚男性の絆の強さを感じ、二人を別れさせるのは諦めました。
高齢男女の不倫、それは若いころの火遊びとは少し違うようですね。
いろいろな人生経験をつんだからこそ、魂で惹かれ合う感覚なのでしょうか。
ftnコラムニスト：広田あや子