LINEの表示名が似ていたために、うっかりメッセージを誤送信してしまった経験のある人も多いのではないでしょうか。
友人や家族ならまだ良いですが、それが人に言えない関係の相手だと焦ってしまいますよね。
今回は誤爆LINEで不倫がバレてしまったMさんのお話です。
ftnews.jp

マッチングアプリで不倫

Mさんは30代のパート主婦。子どもが小学校に上がってから自由な時間の増えたMさんは、暇つぶしのつもりでマッチングアプリを始めました。

アプリでは知らない男性から沢山のお誘いがあり、Mさんは久しぶりに女性としてチヤホヤされることが嬉しく、すっかりアプリにハマってしまいました。

「今日はゆうき(仮称)くんとデートだ♡ 」
旦那さんが会社に、子どもが学校に行ったあと、いそいそと家事を済ませて出かける支度をするMさん。マッチングアプリで出会った男性と、デートをする約束をしていたのでした。

平日の昼間に会える男性に絞って相手を探し、何人かデートした中でも今日のデート相手は年下の独身男性で、特にMさんのお気に入り。もう何回もデートをして、時にはホテルにも行く仲になっていました。

デートの後のLINEで……

その日のデートはお買い物からの、ラブホテル。Mさんは存分にデートを楽しみ、子どもが帰ってくるまでには帰宅していつもの服に着替え、メイクも落としていつものお母さんに戻ります。

「さ、ゆうきくんにLINEしよっと」
Mさんは子どもにおやつを食べさせている間に、こっそりキッチンでスマホを取り出します。
「お母さんちょっと来てー! 早く! 」
LINEを開いたところで子どもに呼ばれ、Mさんは慌てて今日のデートの相手に『今日はありがとう、楽しかった♡ またお買い物行こうね♡♡♡ 』という超ラブラブLINEを送信。
「はいはい、なあにー」
そのままスマホをエプロンのポケットに入れて、Mさんは子どものもとへ急ぎました。

旦那さんの帰宅後

その後は晩御飯の支度や子どものお風呂でバタバタして、やっとMさんがスマホを見られたのは旦那さんが帰宅して、お風呂に入っている間でした。
「返事来てるかな……って、ヤバ!!! 」
LINEを開いたMさんは愕然。ゆうき(仮称)くんに送ったつもりのLINEのメッセージは、ゆうや(仮称)という一文字違いの男性に送信されていました。

そのゆうや(仮称)さんというのは、実はMさんの旦那さんの名前。Mさんはみるみるうちに全身から血の気が引くのを感じました。

「あー、いい風呂だった。で、今日は誰と買い物行ってたの? 」
Mさんの旦那さんはタオルで髪を拭きながらお風呂から出てきて、Mさんの手からスマホをさっと取り上げました。
「ちょっ……やめてよ! 」
「いやいや、見られたらなんかマズいことでもあんの? てかあるよね? あんなハートマークだらけのLINE。誰に送ろうとしたワケ? 」
旦那さんはMさんのLINEの履歴を見て絶句しました。何故ならMさんのLINEにはアプリで出会った沢山の男性の名前が登録されていたからです。
「こりゃひでーな……」

旦那さんにLINEの履歴を全て見られてしまったMさん。不特定多数の男性と関係を持っていたという証拠をしっかりと取られ、子どものために今回だけは許すけれど、次に何かあったら離婚すると言い渡されたそうです。

人に知られてはいけない関係の人にLINEをするときは、いつもよりしっかりと相手の名前を確認して送った方が良いですね。

ftnコラムニスト:緑子