ママ友の集まりで不審なことが
友人のA子は2人の子どもを育てる母親です。最近、上の子が幼稚園に入ったことでママ友が増え、時々A子の家に集まっておしゃべりする機会が増えたそうです。
新しい友達ができて喜んでいたA子ですが、やがてそのママ友の集まりで不審なことが起こるようになります。ママ友たちが帰ったあと、A子の家でちょっとした小物などがなくなっていることが何度か続いたのです。
もしかしてあの人……やっちゃってない?
それほど高価なものでもなかったので、「私の勘違いかも……」とA子も思っていました。でもある日、いつものようにママ友たちがやって来た時に、その中の1人のB美だけがやけに大きなバッグを持っていることに気がつきます。そしてお手洗いに行く時にもB美はそのバッグを持って行っていました。
もしかして……と思ったA子は、B美に「悪いんだけど、バッグの中を見せてくれない? 」と言いました。見せてもらったバッグの中には、A子が買い置きしている石鹸や化粧品、挙句の果てにトイレットペーパーまで……!
しかし、「これうちのだよね?! 」とA子が詰め寄ると、B美は「違うよ~さっきスーパーで買ったの! 」と見え透いた嘘をついて認めようとしません。
A子が「この化粧品、ネットでしか売ってないよ」と指摘すると、「あ、この化粧品だけ知り合いにもらったんだ~」と言い逃れる始末。
その日はうやむやになったまま気まずい雰囲気で解散になりましたが、その後もB美は他のママ友の家でも同じようなことを繰り返していたそうです。
ついに旦那に直訴!
さすがにこれはダメでしょ! とA子たちは思い、何度かB美と話し合おうとしましたが、B美はしらばっくれるばかりで話になりませんでした。
そこで、ついにB美の旦那を呼び出して直訴することに。
旦那は話を聞いて、A子たちに平謝りしてきました。その姿を見てA子たちは、『B美は他の場所でも同じようなことをしてきたんだな……』と察しがついたそうです。
しかし、続いて旦那から出た言葉はありえないものでした。
駄目だコイツら……
なんとB美の旦那は「皆さんが怒るのも無理はないですが、B美のことも少しは考えてやってほしいです! 彼女は家庭が複雑で恵まれない子ども時代を過ごしたので、今でもそれを引きずって歪んだ行動をしてしまうかわいそうな子なんですよ! 」とB美を擁護してきたのです。
A子たちは呆気に取られて『夫婦揃って駄目だコイツら……付き合いきれない』と目配せし合ったそう。
結局「いや、それ以前に盗みは犯罪なんで。犯罪者とはお付き合いできないです」と言い捨てて、それ以来B美とは関わらないようにしているとのことです。
まとめ
たしかに不幸な生い立ちは同情すべきことかもしれませんが、家のものを盗まれて黙っていることなんてできませんよね……。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの