友達が亡くなっても、そのSNSのアカウントはそのまま残っているということがありますよね。しかしそんな放置されたSNSが、ある日突然更新されたら……。今回は「亡くなったはずの同級生のSNSが突然更新された話」をご紹介します。
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事故で亡くなった友人

大学1年のAさんには、2年前に悲しい出来事がありました。仲良くしていた友達グループの中の1人、Bさんが事故で亡くなってしまったのです。

Bさんとは特別に仲が良かったわけではありませんでしたが、それでも何度かみんなで遊びに行ったことがある仲。そのため、当時は悲しい気持ちを引きずりながら、毎日生活をしていたのです。

SNSのアカウント

大学生になり、高校の友達とは離れ離れになったAさんでしたが、SNSではまだみんなと繋がっています。その中には、2年前に亡くなったBさんのアカウントも……。

もちろんこの2年間、更新されることはありませんでしたが、それでも友人たちが天国のBさんに伝えるように、Bさんのアカウントに向けてメッセージを送ることがあったのです。

謎の投稿が……

そんなある日、Aさんのもとに友人から連絡が入ります。すると驚きの話をされました。

「Bのアカウントが、更新されてる……」

まさかと思い、SNSを確認します。すると確かに亡くなったはずのBさんのアカウントから、投稿が行われていました。

「ざかあは? あさダああ、おおゾjdcwean」

これがBさんのアカウントから投稿された内容。まったく意味のわからない内容に思わずAさんはゾッとしてしまいます。

真実がわかる!

もしかしたらBさんのこの世への未練が、このような投稿をさせたのかもしれない……。もしくは何か伝えたいことがあったのか……誰かに対する恨みなのか……。

Aさんはその日、Bさんのアカウントの投稿のことが気になってしまい、なかなか寝付けませんでした。

数日後、再度友達から連絡が来ます。そこでAさんはあの投稿の意味を知ることになりました。

どうやらBさんの両親が、BさんのSNSのアカウントの存在を知り、ログインしてみたらしいのですが、スマホの操作がよくわからないため、意味不明な内容を誤って投稿してしまったらしいとのこと。

「紛らわしいな! 」Aさんは思わず、そんなことを口走ってしまったとのことでした。

確かに亡くなった友人のSNSが突然更新されたら、驚いてしまいますよね。両親にはもう少し、スマホの使い方を覚えて欲しいものです。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ