新生活への第一歩!
友人のY花は旦那さんと息子の3人家族。
子供が幼稚園入園前にマイホームを持ちたいと思っていたところ、ちょうど隣駅に新しい分譲住宅ができるという知らせを耳にしました。
「子育て世代に嬉しい、新たなコミュニティ」というキャッチフレーズに惹かれ、Y花は旦那さんと物件を見に行くことに。
綺麗に整備された街並みと開放感、そして新しい生活を感じさせる華々しいパンフレットに心惹かれ、2人はマイホーム購入を決め引っ越しをしました。
しかし、このときの決断が後に悲劇を招くことに……
ママ友A子との出会い
引っ越しをして数か月、息子の幼稚園が始まりました。
送迎は住宅街の入口に幼稚園バスが来るので、迎えの時間が近づくと保護者はそこで待機しています。
そこで出会ったのがママ友A子でした。
2人は毎日顔を合わせるためよくお互いの話をするようになり、息子も同い年、引っ越してきたばかりという共通点であっという間に仲良くなりました。
Y花はママ友が欲しかったので、すぐにママ友が出来て良かった! と喜んでいました。
しかし、だんだんとA子に対して不信感が芽生え始めるのです。
事件①:図々しいA子
子供が夏休みに入ると、プールを庭に出して子供と遊ぶのが日課になっていました。
ある日、「そうだ! A子も誘ってみよう! 」そう思ったY花はA子に連絡をしました。
「毎日暑いし、子供とやることがなくて困ってた! すごい助かる! 」と言ってA子は大喜び!
Y花は誘って良かったと思っていました。
しかし翌日、「おはよう! 今日もプール出す? もし良ければうちの子も行ってもいい? 」と連絡が来ました。
Y花はちょっとゆっくりしたいなぁと思いましたが、
「暇だしいいよー! プールしよう! 」と返事をしました。
すると数分後、A子の息子が1人でやってきました。
「あれ? お母さんは?! 」
「出掛けた。迎えに行くまで遊んでおいでって」
Y花は戸惑い、A子にすぐに連絡。
「買い物? どれくらいで戻る? 1人で来たからびっくりしたよ(笑)」と連絡すると、
「ごめん、ちょっと用事があって! お昼には戻れると思う! 」と返信がありました。
結局A子が迎えに来たのは、15時過ぎ……しかも用事とは美容院とネイル。
反省する様子もなく帰ってきたA子にイライラを通り過ぎて呆れ果てたY花でした。
事件②:ゴミチェック
ある日、幼稚園帰りにA子親子が家に遊びに来ました。(A子の息子が駄々をこねたため)
「いつも家綺麗だよねー」A子は部屋中をぐるぐる舐めまわすように見ていました。
そして、Y花の旦那さんがいらなくなったスニーカーをまとめていた袋を見つけ、「ねぇ、これ何? 」と聞いてきました。
「主人がいらない靴をまとめたの。あんまり綺麗じゃないからそんなに見ないでね。」やんわり注意したつもりのY花でしたが、A子には全く響かず、「え?! じゃあこれもらっていい?! 」とゴミを欲しいと言い出したA子。
びっくりしたY花は「ごめん、ちょっと主人が本当に捨てるのかまだわからないから」と断りましたが、A子は「じゃいらないって言ったら連絡して! もう私予約したからね! 」と諦めてくれず、しばらく「スニーカーどうなった? 」の連絡が続いたそうです……
事件③:旦那の行動チェック
「ねぇ!! 今、あんたの旦那出掛けた?! どこ行くの? こんな時間に? 」
A子から夜遅くに連絡が来ました。
A子の家とY花の家は近所のため、カーテンをあけていると、車のヘッドライトの灯りで外出するのがわかるらしいのです。
夜22時を過ぎて出掛けていく旦那を怪しいと疑ったA子はY花に連絡してきました。
ストーカーみたいで気持ち悪い! と思ったY花でしたが、近所で変な噂を立てられても面倒なので「コンビニに行っただけ」と返事をしました。
その後も、家に着くなり「おかえり! 今日はどこに行ってたの? 」などA子から頻繁に連絡が来るので、Y花は常に見張られてるような気がして気持ちが悪いそうです。
まとめ
同じ住宅街でこれから数十年も暮らすことを考えたら耐えきれません。
せっかく購入したマイホームがママ友トラブルでこんなに辛い思いをするなんて想像できませんよね!
Y花は現在も住み続けていますが、売却出来るか不動産屋さんに相談しているそうです……
ママ友作りは慎重に! と強く感じた筆者でした。
ltnコラムニスト:うる