SNSに悪口が……
娘を幼稚園に通わせる主婦のAさん。実はAさんには大きな悩みがありました。というのも、とあるSNSのアカウントにAさんの悪口が書き込まれているのです。
その内容は「あの人、この前ダサいワンピース着てた」という実際の話から、「旦那に隠れて不倫しているらしい」という嘘の内容まで様々でした。しかもAさんの本名までそこには書かれています。
こんなことを書かれて気分がいいはずがありません。そのためAさんは、その犯人を探すことにしました。
ママ友の中に犯人がいる
まず書かれている内容からわかることは、犯人は間違いなく幼稚園のママ友だということ。しかしたくさんいるママ友の中で、誰が犯人なのかはわかりませんでした。
そこでAさんは、とある作戦を実行することに。そしてたった2週間でその効果は発揮されることになったのです。
犯人を特定!
「このアカウント、あなたでしょ? 」
Aさんがそう言ったのは、ママ友のBさんに対してです。周りに他のママ友がいる中で、Bさんにそう告げました。
「えっ? 何のこと? 私じゃないわよ? 」
Bさんは当然、そう言ってしらばっくれます。しかし確かな証拠がありました。
「この投稿ができるのは、あなたしかいないのよ」
証拠はSNSの投稿!
Aさんが言うその投稿とは「あの人、幼稚園の娘に3万円もするバッグを買ったらしい。金銭感覚のないバカ親」という投稿のこと。
「はぁ? どういう意味? 」Bさんはその投稿を見ても、意味がわからないといった様子。そこでAさんは、全てのネタバラシを行いました。
「3万円のバッグを買ったっていう話は、Bさんにしかしてないのよ。Cさんにはイヤリング、Dさんにはおもちゃ、Eさんにはゲームを買ったって伝えたの」
Aさんはママ友にそれぞれ、あえて悪口のネタになるようなことを伝えていました。しかし話の内容を細かく変え、誰にどんな話を伝えたのかメモしておいたのです。
「つまり、この情報はBさんしか知らない情報ってこと。それが投稿されてるんだから、あなたが犯人なのよ! 犯人じゃないって言うなら、今すぐスマホを見せて? 」
そう言うとBさんは「だ、だってあなたがいつも偉そうだから……」と暗に犯人であることを認める発言をしました。
結局、その話はママ友の中で広まり、Bさんは幼稚園をやめていったとのこと。SNSも削除され、Aさんは平和な日々を取り戻せたそうです。
SNSを使って匿名で悪口を言う相手を、こんな風に特定することもできるんですね。確実な方法ではないかもしれませんが、同じやり方を試してみるのも良いかもしれません。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ