ずっと好きだった人をあきらめることができず、どんな手を使っても一緒にいたい…。そんな究極の愛を貫いた女性のエピソードをご紹介します。
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一途に片思いを続けたA子

これは知り合いから聞いた話です。

A子は、高校生の頃に男子バレーボールのマネージャーをしていました。そこで知り合った同級生のB男に一目ぼれ。B男は違うクラスで、クラスの中心にいるような目立つ生徒。A子は目立つことは苦手で、いつも人の陰に隠れているようなタイプでした。

B男への思いはどんどん強くなっていきますが、その時にはすでにB男には彼女がいました。とてもお似合いで入り込む余地はないような完璧な二人で、A子はB男への気持ちはあきらめることができずに、高校3年間気持ちを伝えることもできずにひたすら片思いを続けていたそうです。

卒業してからも諦められず

A子は高校を卒業した後もB男のことを忘れることができず、進路は違いましたがお互い地元で進学していたので、こっそり姿を確認するなど相変わらず思いを募らせていました。その後、A子は看護師になり地元で就職、B男は家業を継ぐべくお兄さんと一緒に父親の会社で働くことに。

B男は高校の頃付き合っていた彼女と授かり婚をして、A子もさすがにあきらめるだろうと思っていましたが予想外の展開が起こりました。

B男のお兄さんと知り合いに

A子が働く病院に、B男のお兄さんが骨折をして入院することになったんです。もちろん家族のこともリサーチ済のA子は、B男のお兄さんとすぐに気付き、近づくチャンスとばかりに懸命にアピールしたそうです。

お兄さんとお友達になれるだけでもと思っていたA子でしたが、なんと気に入られてお付き合いをすることになりました。

その後

お兄さんと結婚すれば、一生B男の傍で家族として生きていけると考えたA子は、その目論見通りにお兄さんと結婚することに成功。もちろんB男もお兄さんも、A子の本心など知りません。

A子はこれで目的を達成できたと大喜びだったそうですが、お兄さんのことを考えると胸が苦しくなってしまいますね。好きな人の兄弟と添い遂げることが果たして幸せなのか、愛の形はさまざまですね…。

ftnコラムニスト:karira