子連れだとは知らなかった
友人のゆきみ(仮称)が付き合った彼氏は、小さな女の子がいるシングルファーザー。
ゆきみは、付き合って二ヶ月が過ぎるまでは、その事実を知らなかったといいます。
ゆきみは子連れだと分かった時、少しの迷いはあったそう。でも、まだ結婚を前提に付き合うわけではないし…と思ったため、あまり深く考えずに付き合いを続行することに。
結婚の話はしてないよ?
ゆきみは、心の支えとなる彼氏が欲しいとは思っていたものの、結婚のことはまだ考えてはいませんでした。
まして、小さな子どもの母親になるなんて、責任重大だし、そんなに簡単ではないと分かっていたのです。
だけど、彼氏は「ゆきみは、どんなママになるのかな〜?」「ママになるには、もう少し家事ができないとね!」などと言っては、勝手にゆきみとの結婚を想像していたのです。
悩んだゆきみは彼氏に「結婚はまだ考えてないんだ、ママになるにはまだまだ色々足りないし。」とやんわりと結婚の意思は弱いことを毎回伝えていました。
ママテスト?
何度かやんわりと「結婚はまだしない」ということを遠回しに伝えていたゆきみ。
しかし、彼氏はデートの度に、ゆきみがママに相応しいのかを見極めるための「ママテスト」を実施してくるようになったのです!
「今からオレにキャラ弁を作ってみて」や「絵本は声のトーンに気をつけて読んでみて 」など!せっかくのデート中でも、毎回何かしらの「ママテスト」が始まるのです。
しかも、ゆきみの結果が微妙だと「それじゃあ、娘のママにはなれない!」とダメ出しする始末!
結婚前提のお付き合いなら仕方ないけど、そうではないのに…と、ゆきみは不満を募らせていきました。
私はメイドじゃない!
仕方なく「ママテスト」を受けていると、彼氏の行動はどんどんエスカレート!
「ママになったら、コレを必ずやること!」といったリストまで作ってきて、ゆきみに対して完璧な家事&育児を求めてきました。
お風呂、寝かしつけ、キャラ弁作り、休日の遊び相手、娘の好きなオヤツ作りなど、すべてをこなさなければならない…こんなリストを渡されたのだそうです。
ゆきみは、彼氏が自分のことを便利屋として結婚したいだけなのではないのか…と疑うようになりました。
ついに、度重なるママテストでストレスMAXになったゆきみ。「わたしは家政婦じゃないよ?メイドがほしければお金出して雇ったら!?」「前々から考え方が自己中すぎる!」と怒って、彼氏に別れを告げたのだそうです。
きっとゆきみの彼氏は、娘のために優しいママになって欲しかったのでしょうね…そう思うと少し切なくもなりますが…だけど、ちょっと自己中だったのかもしれません。
ftnコラムニスト:さらら