若い時の無知は誰にでもあるもの。A子さんは初めてのお葬式に参列した時に無知で恥をかいた経験があります。とにかく「黒ければいい」としか思っていなかったA子さんは、かわいくてお気に入りのミニワンピでお葬式に行ってしまいます。しかし、当然のことながら注意され恥ずかしい思いをしてしまったそうです。
お葬式ってどうすればいいの?
社会人になりたての頃のA子さん、上司の父が亡くなり初めてのお葬式に参列することになりました。まだ若くお葬式に行ったことのなかったA子さんは、葬式に関する知識がまったくなかったのです。
何も調べずにとにかく黒ければいいとしか思っていなかったA子さんは、真っ黒でスパンコールの付いたミニ丈のワンピースで行ってしまいます。今考えれば信じられないマナー違反でしたが、当時は自信満々で出かけていきました。
同僚絶句! 一回帰れ!
お葬式へは同僚と一緒に参列することになっていたA子さん。待ち合わせ場所に向かうと、同僚たちはA子さんの姿を見て絶句します。
「何その格好! ありえない! 」
「お葬式ってオシャレする場所じゃないんだよ! 」
そのままお葬式には参列させられないと同僚に一度家に帰されたA子さん。同僚から借りられた喪服に着替え出直すことになりました。
同僚ありがとう! 着替えてきてよかった~
その後、無事喪服で上司の父の葬儀に参列したA子さん。葬儀ではA子さんが着てきたようなミニワンピの人はおらず、みんなしっかりとした喪服を着用していました。
あのまま参列していたら、大恥をかいていたし、上司にも申し訳なかったと肝を冷やしたA子さんなのでした。
改めてA子さんは、指摘してくれる同僚がいることのありがたさを実感したそうです。
若い時の失敗を学びに
あれから十数年が経ち、すっかり大人になったA子さん。初めてのお葬式の後も、初めての結婚式などマナーが必要とされる場を経験してきました。
一度失敗しているだけに、初めてのことをする前にはしっかりと調べてから行う癖がついたそうですよ。失敗をしたから学べたことも大きかったようです。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶