義母からのLINEを開くとそこには……
B子さんは結婚5年目の主婦。義母とはうまくやれていると思っていたし、義家族とのお付き合いも頑張っていました。ある日、LINEの通知音が鳴りスマホを見ると義母からLINEが届いていました。
「本当にうちの嫁は使えない! クズで役立たずなの~」
B子さんはこのLINEが間違って送られたもので内容は自分の悪口なのだと、すぐにピンときました。なぜなら義母にとって嫁といえるのはB子さんのみ。悪口を見てしまったことはショックでしたが、B子さんは「これは使える」とニヤリと微笑みました。
遅いですよ……翌日になって送信取消されたLINE
翌日になって義母のLINEを開いてみると、昨日の悪口は送信取消されていました。きっと誤送信に気がついて必死で消す方法を調べたのでしょう。ですが、B子さんは既に内容を読んでしまっています。
消せばすべてなかったことになると思っているのか、既読がついていたことに気がついていないのかはわかりませんが、義母はこれまで通り接してきます。
「週末にごはんを食べにいらっしゃい」
「楽しみにしてますね! 」
LINEでやり取りをして、週末に義母と会う予定ができました。
クズで役立たずな嫁ですみません~
いつもなら義実家に行くと率先して手伝うB子さんですが、その日は何もしません。そんなB子さんの様子に少しご立腹の義母は、手伝ってと声をかけてきます。
「クズで役立たずな嫁ですみませんね~」
B子さんはそう言いながら、義母から送られてきた悪口のスクリーンショットを見せます。
「なっ! これは消したはずじゃ?! 」
「お義母さん、消したらなかったことになるわけじゃないんですよ。クズで役立たずな嫁はもうここには来ないようにしますので安心してくださいね」
慌てる義母を残し、B子さんは義実家をあとにしました。
誤爆LINEよありがとう! 疎遠にすることに成功
その後、義母とのやり取りは最低限に。誤爆LINEを見た夫もB子さんの味方をしてくれます。
誤爆LINEがこなければ、今も無理して義実家との付き合いは続いていたかと思うと、B子さんは義母に感謝すらしたくなるのでした。
LINEは便利なツールですが、送信先が間違えていないかだけは注意を払わなければなりませんね。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶