社内恋愛で結婚
これは友人から聞いた話です。
A子は、同じ会社の同僚だった男性と社内恋愛の末、結婚。
残業の多い部署だったので、子どもができたら産休を取らずに退職を考えていたそうです。
結婚後一年ほどで妊娠して、妊娠8か月頃まで働いて退職しました。彼とはフロアも部署も違いましたが、仲の良い女性社員が彼と同部署にいたので、何かあれば連絡をくれるようにお願いしていました。
里帰り出産で実家へ
初めてのお産で不安だったA子は、里帰り出産を希望して家から車で40分くらいのところにある実家に帰っていました。週末には旦那さんも来てくれて心強かったですが、平日に飲みに出かけることも多くA子は少し心配していたそうです。
そんな中、臨月を迎える頃に彼と同じ部署の同僚から気になる連絡が入ります。
同僚からのタレコミ
タレコミの内容は、最近やたら彼に話しかけたりランチに誘ったりする若い女性社員がいて、給湯室や倉庫で二人でいるのを見かけることがあるというものでした。
A子と付き合うようになってから、A子と仲の良い社員としか絡まなかった旦那さんの行動とは明らかに変わっており、危険を察知したA子はそのまま泳がせて二人の行動を監視してもらうことにしました。
同僚の協力のおかげで、女性社員の家に行って手料理をふるまってもらうという話を入手することに成功したA子。年賀状から住所を割り出し、自ら運転して彼女の家に行き、タレコミしてくれた同僚と先回りして待っていたそうです。
現場は修羅場に
タレコミどおり、彼の運転する車が女性社員を乗せて現れました。
A子は他人事のように冷静に動画を撮り、二人が部屋に入ってしばらくしてから同僚がチャイムを鳴らし突入。エプロンを付けた彼女と、上着を脱いでくつろぐ旦那さんの姿を撮影しながら、大きなおなかをさすりつつ離婚の話を突きつけました。
旦那さんは土下座し、部屋へ来ただけで何もなかったとひたすら謝罪。
女性社員には慰謝料や会社への報告をどうするかなど同僚が説明し、二度と近づかないと謝罪があったため念書と動画を撮っておいたそうです。
その後
結局離婚はせずに、そのまま出産。もともと家事をまったくしない旦那さんでしたが、それ以降人が変わったように進んで家事をやってくれるようになり、赤ちゃんのお世話も積極的にやってくれるようになったそうです。
例の女性社員は、タレコミをしてくれた同僚やA子と仲の良い女性社員たちからの圧に耐えられなくなったのか、しばらくして退職したそうです。
奥さんが里帰り中に浮気をされたという話を聞くことはありましたが、A子の場合は寸前で阻止することができたようで本当によかったです。自由になった旦那が女性に手を出すと思いがちですが、逆に女性からアプローチされることもあるんですね。
里帰り出産は、いつもより旦那さんの行動に目を光らせておいた方がいいかもしれませんね。
ftnコラムニスト:karira