不倫をやめたいQちゃん
社内不倫をしていたQちゃんは、もう20代後半になって周りが結婚をし始めた事を目の当たりにし、自分の不毛な関係に終止符を打ちたくなってきました。とはいえ、不倫の関係が何年も続いてしまったので、誰にどう打ち明けていいか分からず、一人で抱え込んでいたのです。そこで、以前から仲が良かった大学時代の男友達に相談することにしたのです。大学時代から男女の壁を超えて恋愛だけでなく人生相談もしていた仲だったので、この不倫にことにもいいアドバイスをくれるかもしれない!と藁にもすがる思いでした。
彼に、不倫がどんなに悪いことか、既婚者でも子供がいないからって不倫に手を染めるなんて、「そんな関係うまくいくはずないよね・・・私も結婚したい・・・」と泣きながら相談したのです。もうドン引きされても構わないから、全てをさらけ出したい!そんな気持ちで打ち明けたら、彼は優しく話を受け入れてくれたのです。
結婚かも!?と思った・・・のは、早かった。
今度こそ不倫と言う泥沼から抜け出せるかもしれない!何度か相談という名目で二人で会ううちに、自然とそういう関係になっていったのです。こんな関係になって、Qちゃんも結婚の二文字が頭をよぎるようになっていました。そして、10回目のデートの時に彼から素敵なレストランデートを誘われて、これは・・・!とめいいっぱいオシャレして待ち合わせ場所に向かっていました。その時、彼からまさかのドタキャンの連絡が入ったのです。もう待ち合わせ場所まですぐそこのところまで来ていたのに、、、と悲しくなり、せっかくだから買い物でもして帰ろうと歩いていたら、そこに彼が現れたのです!あれ?今日はキャンセルじゃ?と思ったら、子供と手をつないでいる?その子のもう片方の手には、女性がいたのです・・・。
どう見たって親子じゃん!
その家族でいる写真を物陰から撮影し、彼に突きつけたところ、やっぱり彼は妻子持ちの既婚者だったことを白状したのです。その日は家族で食事に行く予定で奥さんにLINEしたつもりが間違えてQちゃんにしてしまっていたということ。どうしてこんなことしたの!?と問い詰めたら、「いや〜不倫し慣れてる子なら大丈夫かなと思って・・・」と言い出したので、Qちゃんも呆れてしまいました。
「不倫してる子には、どうしたって不倫がついて回るんだなって、自覚したよ・・・そんな今も、結局別の人と不倫関係だよ・・・。」と諦めモードに入るQちゃんなのでした。
ftnコラムニスト:南さおり