銀行の残高をいちいち確認しないという人もいるでしょう。しかししっかり確認しておかないと、気づかないうちにとんでもないことになっていることもあります。そこで今回は「銀行の残高がいつの間にかゼロになっていた話」をご紹介します。

残高がゼロに…

主婦のAさんはその日銀行に行き、思わず叫び声をあげてしまいました。お金を引き出そうとしても引き出せず、残高を確認してみたら「0円」になっていたからです。

「詐欺被害にあったのかもしれない…」と最初は思ったのですが、取引履歴を見て詐欺ではないことに気づきました。

なんと旦那のクレジットカードの利用額が、異常な金額だったからです。

旦那を追及するも…

「ちょっとどういうこと!」家に帰るなり、Aさんは旦那にそう詰め寄りました。

しかし「え、何が?」と旦那はピンと来ていないよう。そして事情を説明したのですが、「いや、俺そんな買い物してないよ」と言ってくるばかりだったのです。

Aさんは「そんなはずがない」と旦那を追及していたのですが、そこで旦那が言います。

「ちょっと待って。もしかしたらさ…親かもしれない」

半年前の出来事

実は半年以上前、義母がどうしても欲しいけど、ネットでしか買えないものがあると言ってきたことがあったのです。そのときに義母のスマホを使い、クレジットカードの情報を入力して買い物をしました。

もしも義母がそれを悪用していたら…。Aさんと旦那はすぐに義母に確認をしました。

まさかの一言

「ふざけんなよ!」旦那の怒号が響き渡ります。

やはり犯人は義母でした。簡単に買い物ができることをいいことに、義母はネットで次から次へと大量の買い物をしていたのです。

そして散々旦那が怒った後、義母はまさかの一言をつぶやきます。

「バレないと思って…」

義母はネットに疎いからたくさん買い物をしてしまったわけではなく、完全な確信犯で買い物をしていたのです。

それからは義母が購入した物を売り、なんとか当面生活できるお金は確保できたとのこと。しかし、全てのお金が元通りというわけにはいかず、Aさん夫婦はため息をつくしかなかったそうです。

もっと早く気づけていれば被害も少なく済んだはずですが、気づくのが遅かったようですね。やはり銀行の残高は定期的に確認しておいたほうが良さそうです。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ