義家族との交流は難しいもの。育った環境によって常識も違えば、“当たり前”も違います。佳織さんは真面目な夫と幸せに暮らしていましたが、義実家の面々が皆不倫をしていることを聞かされます。不倫を悪いと思っていない一族っているんですね…。
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まじですか?「不倫ぐらいジョーシキ!」な義姉

「弟は真面目でつまらない」が口癖の義姉が、佳織さんは苦手でした。夫の真面目なところが好きな佳織さんにとっては、聞いていて気分が良くありません。

ある日、義実家で集まりがあったときのことです。義姉は「弟は不倫したことないの?」と、とんでもないことを聞いてくるではありませんか。当然「ない」と答えた夫ですが、さらに義姉はとんでも発言をかぶせてきます。

「嘘でしょ?不倫してないなんてありえない!不倫ぐらい常識だっつーの!!」

夫と佳織さんは、その発言を聞いて開いた口がふさがりません。

まじかよ?義両親も不倫してるの?

驚いているところに、さらにびっくりの言動は続きます。

「お父さんとお母さんだって不倫してるし、私たちそういう一家なんだよ!」

悪びれずに言う義姉の発言を聞いていた義母は、慌てて口を挟みます。

「違うわよ!今は不倫してないわ。過去の話よ、過去の話」

不倫をしていないという訂正かと思えば、不倫をしていた時期の話。佳織さんは驚きが止められません。

義実家は不倫一族

不倫を悪いことと思っていない義実家の面々は、不倫をしていることを知られても慌てる様子がありません。逆に佳織さんと夫が気まずい思いをしただけで、その日の集まりは終了しました。

「家族がみんな不倫してたって知ってたの?」夫に聞いた佳織さん。「知らなかった」と力なく応えた夫を、その日はそっとしておいてあげることにしました。

不安…不倫DNAってあるの?

義実家が不倫一族であったことを知らされたときは、ただただ驚くばかりだった佳織さんですが、時間が経つにつれ、ある不安が湧き上がるようになります。

それは、夫にも義家族と同じ血が流れているということ。もし不倫DNAなんてものがあるとしたら、夫には濃いものが流れているに違いありません。真面目が取り柄の夫ですが、いつかDNAが目覚めて不倫をする日がくるんじゃないか…。

そう思えてしまって、佳織さんは前のように安心して過ごすことができなくなってしまいました。ただ、起きてもいない不倫を心配しても仕方ありません。現在では、真面目な夫を信じて毎日仲良く過ごしているとのことです。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶