再婚同士でも前のパートナーとの間に、子どもがいなければ1回目の結婚と変わりないかもしれません。しかし、子連れ再婚となると事情はかなり複雑なこともあるようですよ……。
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ダブル不倫から再婚

Aさんは40代の主婦です。

20代後半のとき幼い息子がいながら、家庭をもっている医師と男女の関係になりました。

数年後、お互いダブル不倫を精算。

Aさんは、息子をつれて医師と再婚をしたのです。

小3の息子を実家に預ける

Aさんが医師の夫と再婚したとき、息子は小3になっていました。

彼はこだわりが強く自己主張もはげしい性格だったので、しつけに厳しい夫とは最初から反りが合わなかったそうです。

Aさんは「息子は、夫にとって他人の子どもなので、愛情もなく邪魔な存在」に見えたそう。

なので夫に気を遣って、息子を遠方の実家に預けることにしたのです。

引き取った息子を再び知人の元へ……

数年後、Aさんは夫との間に男の子が生まれました。

次男が2歳になったタイミングで、実家に預けていた息子を自宅に呼び戻します。

戻ってきた息子はすでに中学生になっていました。

彼は、平日は学校に行くふりをしてゲームセンターに入り浸り、休日もふらふらと出かけて家に寄り付かなかったそうです。

そのうち、地元の不良少年たちとつるみ、非行を繰り返す様になってしまったのです。

Aさんも、なんども警察や学校から呼び出され疲れ果ててしまい、息子を再び知り合いの元に預けることにしました。

母より女を選んだ報い

預け先の知り合いもさすがに彼は、手に負えなかったようで、最後は地元のお寺に連れていかれました。

お寺には、2ヶ月に1回ほどAさんも面会に行っていました。

しかし息子は、ずっと面会拒否をして1度も顔を見れなかったそうです。

息子は、高校卒業までお寺でお世話になりましたが、その後は手に職を見つけて1人で暮らしていました。

そんな彼は、成人してすぐにAさん一家から戸籍を抜き、自分だけの戸籍をつくったのです。

Aさんは、戸籍を見たとき「これは絶縁宣言なのね……」とさとり、息子との再会を諦めました。

Aさんは、再婚で手に入れた家庭を守るために、しかたなく連れ子の息子を家から出したのでしょう。

しかし息子からすれば、母親に何度も捨てられるような気持ちだったのではないでしょうか。

母としての責任を放棄して、女を選んだAさんには当然の報いかもしれませんね。

ftnコラムニスト:広田あや子