旦那の不倫が発覚
結婚して5年目のAさん。幸せな生活を送っていたのですが、ある日を境にそれは一変します。旦那の不倫が発覚したからです。
旦那は土下座して謝罪してきたのですが、それでもAさんの怒りは収まりません。
「この怒り、不倫相手に復讐して晴らすしかない!」
そう考えたAさんは旦那の不倫相手に復讐することを決意しました。
不倫相手に直接連絡!
まずは不倫相手を恐怖で追い込んでやろうと考えたAさん。電話して散々脅せば、怖くて眠れないはずだと考え、不倫相手に連絡を取ります。
「よくも人の旦那に手を出せたものね!」相手が電話に出た瞬間、大声で叫ぶAさん。
そして「あんた何なのよ!こんなことしてどうなるかわかってる!今後どんな手を使ってでも…」とまくし立てたところで相手が口を開きます
「オマエ、ダレヨ!」
まさかのフィリピン人
「ハヤイヨ!ワカラナイヨ!ユックリハナセ!」
カタコトの日本語に戸惑うAさん。旦那を見ると「あ、フィリピン人だから日本語はそんなに得意じゃないんだよ」とまさかの返事が。
「オマエダレダ!チャントシャベレ!ニホンジン!」
電話口からは不倫相手の怒声が飛んできます。「ここで引くわけにはいかない…」そう思ったAさんは覚悟を決めて、口を開きました。
不倫相手とバトル!
「私は嫁よ!あんた裁判してやるからね!慰謝料払いなさいよ!」
「イシャリョウ?ワカラナイ!」
「お金よ!慰謝料はお金!」
「ナンデ?」
「だから裁判するから!」
「サイバン、ワカラナイ!」
「えっと、だから裁判っていうのは…」
こんな会話を数十分続けたAさん。しかしとうとう我慢できず、話の途中で電話を切ってしまいました。
まったく話が通じない…。しゃべるだけ無駄だと感じたのです。
「話通じないヤツと不倫するな!」そう言ってAさんは旦那に当たりました。そうするしかなかったからです。
結局、不倫相手への復讐はできず終いで、いつの間にか不倫相手は母国に帰ってしまったそうです。
不倫相手に日本語が通じないと、どう復讐していいかもわからないですよね。Aさんの心中は察するに余りあります。
ftnコラムニスト:ふくろうクジラ