旦那の親友と不倫
Kさんは当時結婚8年目の主婦。なかなか子どもが授からず、不妊治療を受ける前の検査でKさん側に問題があり、子どもは望めないということを知ってから旦那さんやお姑さんから辛く当たられるようになり、夫婦仲は良くありませんでした。
そしてKさんが夫婦仲について相談していたのが、旦那さんの学生時代からの親友であるSさんでした。Sさんは旦那さんの学生時代からの親友で、Kさんの家にもよく泊まりに来るほど親しい仲。
3人でKさんの手料理を食べながらお酒を飲み、お酒の弱い旦那さんが先に眠ってからKさんがSさんに相談をすることが数回。
よくあるパターンですが、相談に乗って貰っているうちに親しくなってしまい、ついに2人は旦那さんの目を盗んで会うように。そしてあっという間に不倫関係に陥ってしまったのです。
3人で旅行へ
独身のSさんはKさんを家から連れ出し、あちこちデートに連れて行ってくれました。その時に撮った写真をどうしても消すことができず、2人はSさんのタブレット端末にその写真データを保存することにしました。
Kさんの旦那さんがたびたびKさんのスマホをチェックするので、スマホに入れたままにはできなかったそうです。
いつものようにSさんがKさん夫婦の家に遊びに来ていたある日、Kさんの旦那さんの提案で、3人で大好物のカニを食べに行く旅行の計画が持ち上がりました。
「いいね、良さそうな旅館を探そう」とスマホを取り出したKさんに、「みんなで見やすいからタブレットにしよう」とSさんがタブレット端末を手渡しました。そして3人でタブレット端末を見ながらあれやこれやと旅館を探し、近場でカニの食べられる旅館に予約をしました。
旅の夜に…
旅の夜。部屋でカニをたらふく食べた3人は、Kさんの旦那さんを中心とした川の字で寝ることに。お酒を沢山飲んだせいで3人ともすぐに眠りにつきました。
「…ん?どうしたの?」
夜中に何か明かりがついているような気がしてKさんは目を覚ましました。すると、旦那さんがSさんのタブレット端末をいじって写真のデータを見ているのが目に入ったのです。
「どうしたのじゃねえだろ…」
タブレット端末の画面いっぱいに映し出された、KさんとSさんのラブラブ写真を見せつけて旦那さんは言いました。そしてまだ眠っていたSさんを叩き起こし、話し合いに。何故タブレットを見たのか聞かれ、旦那さんはこう答えたそうです。
「機械に弱いはずのKがこのタブレットをサクサクいじってるのを見て、なんかおかしいと思った」とのこと。SさんとKさんは逃れられない不倫の証拠写真を前に、認めることしかできませんでした。
その後、Kさんは旦那さんと離婚。Sさんは旦那さんに慰謝料を払い、正式にKさんと入籍したそうです。不倫の証拠は残さないのがベストですが、どうしても残しておきたい場合は簡単に他の人に見られないところに保存しておくべきですね。
ftnコラムニスト:緑子