自分ではコンプレックスだと思っていることでも、他の人から見ると「かわいい♡ 」と思えることって、意外と多いですよね。誰かにコンプレックス部分を好いてもらえることで、やっと癒える傷もあるものです。
今回は長年のコンプレックスをチャームポイントに昇華できた素敵なエピソードを筆者の友人に聞きました!
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過去を乗り越え幸せをゲット

友人のA子は1年ほど前に彼氏ができて、幸せいっぱいの生活を送っています。
今でこそ明るい性格のA子ですが、実は高校時代はいじめられっ子だったそう。容姿をからかわれ、顔を上げて人と話すことができなくなってしまい、時には不登校にもなってしまったんだとか……。

しかし家族の支えもあってなんとか立ち直って大学に合格し、大手企業に就職して、今は公私ともに充実した毎日です。

しかし、同級生と出くわしてしまい……?!

ある日、A子が彼氏とショッピングモールでデートを楽しんでいた時のこと。「あれ? もしかしてA子じゃない?! 」と声を掛けられました。
振り返って声の主を見たA子は思わず固まってしまいます。なんとそれは、A子のことをいじめていたグループのリーダー、B美だったのです……!

「偶然~! 超久しぶりだね! もしかして彼氏? A子に彼氏とかびっくりなんだけど(笑)」と失礼なことを言ってくるB美に対し、A子はぎこちない笑顔を返すしかできません。乗り越えたつもりでいても、やっぱりいじめの張本人と対面すると動揺を隠しきれませんでした。

救ってくれたのは最愛の彼

そんなA子の様子を見て、ますます調子に乗ったようにまくし立てるB美。
「彼氏さん、A子のおでこが広いの知ってます~? 広すぎて昔のあだ名”タコ”だったんですよぉ! 今も広いの? ちょっと見せてよ~」とおどけながらA子の古傷をえぐってきます。おそらく、A子の彼氏がイケメンだったことに対して僻みもあったのでしょう。

泣きそうになっていたA子を救ってくれたのは、彼氏でした。
空気も読まずしゃべり続けるB美を遮って、「俺、A子のおでこ好きなんですよね。めっちゃ可愛いから。怒られるから普段は我慢してるけど、実はA子が寝てる時にはよくおでこにチューしちゃってます(笑)」と柔らかい口調で、でも有無を言わせない雰囲気でB美を黙らせてくれたのです。

そして、「デート中なんでもう失礼しますね。俺の服を選んでもらう約束してるんで! 」と言い渡してA子の手を引き、颯爽と立ち去りました。

まとめ

この一件で、A子は今まで抱えていたコンプレックスをやっとチャームポイントだと思えるようになりました。
今までは前髪で額を隠していましたが、最近は前髪をアップにしたヘアスタイルも楽しんでいるそうです♡ 愛の力は偉大ですね!

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの