30歳、ついにお見合いすることに
A子は独身のまま30代に突入しましたが、引っ込み思案な性格でなかなか合コンなどの出会いの場に行くことができません。
そんな娘を心配して、A子の親がお見合い話を持ってきました。お相手は高校教師のB男さん。A子より3歳年上で次男、安定した収入ということで、まさにA子の希望通り!
実際に会ってみると穏やかで優しく、A子は「やっと私にも運命の人が現れたんだ……!」と思ったそうです。幸い、B男さんもA子のことをとても気に入り、とんとん拍子に結婚話が進みました。
幸せを手に入れたと思ったのに……
半年後、結婚式や新婚旅行を終え、A子とB男さんの新婚生活は順調にスタートしたかのように思えました。しかし1ヵ月ほどたった頃、衝撃の事実がA子に降りかかります。
夜2人でベッドに入り、普段と同じように行為が始まるのかと思いきや、突然B男さんが恥ずかしそうに「お願いがあるんだけど……ゴム手袋つけてくれない?」と言い出したのです。
何のことか分からず「え?ゴム手袋?今?」と戸惑うA子。よくよく聞いてみると、B男さんは全裸の女性がゴム手袋だけをつけている姿に異様に興奮するんだとか……。
もちろん、奥手なA子でもさすがに結婚前からB男さんと男女の仲になっていましたが、その時は隠していたのか、B男さんから異常性癖のことは一切告げられていませんでした。
ただでさえ男性経験が浅く、ノーマルな行為しかしたことがなかったA子は突然ゴム手袋の装着を求められて驚愕!!
目の前にゴム手袋を差し出され、その日は言われるがままに応じましたが、A子は嫌悪感が拭いきれませんでした……。
やっぱり無理!!
一度OKしてもらえて安心したのか、それからもB男さんは毎回のようにゴム手袋の装着を求めてくるように。「ひんやりした感触がたまらない」とニヤニヤしながら言われ、A子はゾッとしたといいます。
A子が断るとB男さんは男性としての機能を失ってしまいセックスができなくなるため、子作りもまともに進みません。「異常性癖がなければ完璧な夫なのに……」A子は毎回そう思いつつも、どうしても受け入れることができませんでした。
結局、A子は結婚2年目で離婚を決意しました。双方の実家からは「一体どうして?!」と非難されましたが、内容が内容だけに説明もできず……。
張本人のB男さんからも「離婚するようなことか?」と引き留められましたが、A子が「一生ゴム手袋のまましろっていうの?!」と言い返すと、もう何も言ってこなかったそうです。
まとめ
難しい問題ですが、受け入れがたい性癖の男性と夫婦関係を続けていくのはさすがに厳しいですよね。早めに離婚が決断できて良かったのかも……。
A子が早くまともな人と出会えることを願ってやみません。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの