人生のビッグイベントである「成人式」。どう過ごしたのかは、十人十色でしょう。
今回は、知人女性のほろ苦いエピソードを紹介します!
ftnews.jp

ボーイッシュからのイメチェン

知人女性は中学生時代、ショートカットが似合うボーイッシュ女子でした。
スポーツ万能で爽やかな彼女は、女子生徒達からは憧れの的でしたが、男子生徒からは女子扱いされなかったとのことです。
中学生時代は、恋愛とは無縁の彼女でしたが、実は意中の男子がいました。
相手は隣の席に座っていたAという男子で、2人の仲は良き友人というスタンスだったそうです。

美しく装い、成人式へ!

中学校を卒業すると、知人女性はイメチェンしようと髪を伸ばし、一気に女らしくなりました。
成人式の際も、振袖とメイクでとびきり美しく変身し、胸をトキめかせながら会場へ向かいました。
Aにこの姿を見せれば、何か2人の間に起こるかも!?との淡い期待があったのです。
しかし、肝心のAに声を掛けると、彼はポカンとしていました。どうやら、彼女の雰囲気が変わり過ぎて、誰だか分からなかったそうです。
彼女が名を名乗ると、Aから信じられない発言が飛び出ました!

甘くて苦い青春の1ページ

「ああ...。なんか雰囲気変わったね。俺は正直、昔のボーイッシュな方が好きだったな...」
ガッカリした様子のAの言葉に、知人女性は硬直しました。
Aが昔の自分を好きだったということは、当時、告白していればチャンスがあったのかもしれないのです!
しかも、今の彼女は昔とは真逆で女性らしく、Aのタイプとは異なってしまいます。
Aは「それじゃ」と言って、すぐに別の同級生の元へ行ってしまいました。
成人式を終えると、知人女性は昔の女友達と飲みに出掛け、失恋の傷を癒す為に、しこたま飲んだと言います。
一筋縄ではいかないのが恋愛ですが、いつかきっと思い出と割り切れるはずです。

ftnコラムニスト:六条京子