姑の嫁いびり
何がきっかけなのかは全く分からない。きっと姑はA子のことが最初から気に食わなかったんだろう。結婚1年目くらいまではお互いに干渉せず過ごしてたんだ。でもある日を境に姑のいびりは酷くなっていったそうです。
何かにつけてうちに来ては、まず料理のことから文句を言い始める。「焼き魚には納豆でしょう?」とか、「随分質素なものを食べてるのね」とか、とにかくA子が作った全ての料理にケチをつけられていたのだといいます。
もう我慢の限界だ!
終いには服装にまで…。淡いピンクのワンピースを着れば「派手だわ」、黒い服を着れば「地味だわ」といった感じで、A子の個人的なことにまでケチをつけるようになったそう。
このことについてご主人に相談してみたそうですが、「夫には関わり合いたくないというような態度をされた」といいます。
「夫にまでこんな態度をされたら、私ももう我慢の限界だ!」とA子はその時、思ったそうです。
嫁のリベンジに姑、タジタジ
その日を境にA子は「思ったことを言おうと決めた」といいます。
姑「あなた、また今日も似合わない服を着て」
A子「あら、そうですか?じゃあ、今度はお義母さんのお眼鏡に適うものを買ってきて来てください」
姑はA子がいつも言わないような返しをしたので、少し驚いて「分かったわ」と言ったと言います。
次に姑が来た時、また「あなたの服装って本当にセンスがないわよね」と言い出したので、A子は「だから頼んだじゃないですか。お義母さんのお眼鏡に適うものを買ってきてくださいって。もしかして、ボケたんですか?」と切り返したんだそう。
すると姑は「失礼ね!」と言ってふてくされて、キッチンにお茶を淹れに行ったそうです。
このままバトルは続くのか!?
数日後、姑がA子宛に買った服を持って訪ねて来たんだそうです。
姑「あなたのセンスがあまりにも悪いから、私が選んで買って来たわよ」
A子「あ!それ、この前あそこのスーパーで売ってるのを見ました!1000円のシャツですよね?安すぎて恥ずかしくて着れないなぁって思ってたんですけど、なるほど、お義母さんはこういう『安物』が好きなんですね」
すると姑は顔を真っ赤にして怒りだします。
「失礼な!」
それに対してA子は「はい、私、もう黙って従うのを辞めたんです。今後ともよろしくお願いしますね」と笑顔で切り返したといいます。
A子は「それからの姑は何だかおとなしくなったような気がする」と言っていましたが、もしそうならリベンジもまんざら悪くないのかも知れませんね。
ftnコラムニスト:アッキーム