夢の国からの帰り、クレーマーに遭遇
これは筆者が友人のA子から聞いた話です。
今年の夏休み、A子は小学生の息子2人を連れて初めてディズニーランドに行きました。初めてのディズニーに息子たちは大興奮!
その余韻が覚めやらぬまま、宿泊予定のホテルにチェックインしにいくと、なんだかフロントのあたりがざわついていました。どうやらクレーマーのようです……。
無茶なことを言うクレーマーカップル
大声で話すクレーマーの声は否が応でもA子たちのところまで聞こえてきました。クレーマーはカップルで、自分たちにあてがわれた部屋の窓からディズニーランドが見えない!と苦情を入れているようです。
「せっかくいい気分で帰ってきたのに、窓から見えないなんて!その分値引きしてよ」とカップルの女性のほうが言い、「これって詐欺でしょ?このホテルってランドが見えることをウリにしてるんじゃないの?値引きしろよ」と男性のほうも追撃。
せっかくディズニーを楽しんでいたのに……とA子は内心ゲンナリしました。
スタッフの正論でカップルたじたじ……
しかし、フロントスタッフの鮮やかな返答で自体は急展開します。「お客様、この部屋はもともと眺めが悪いからと値引きしてあるお部屋です。ただでさえ値引きしているのに、さらに値引きというのは出来かねますね」
そう言われたクレーマーカップルは周囲からクスクス笑われ、急に自分たちがケチに思えたのか気まずそうに引き下がりました。
子どもの純粋さには勝てない
そこへ、あろうことかA子の息子が追撃!
「あっちのお庭からディズニー見えるよ!お部屋から見えないとダメなの?早く寝て明日の朝1番にまたディズニー行ったらいいじゃん!」
A子は必死で止めましたが、結果的に息子の発言が決定打となって、クレーマーカップルは部屋に戻っていったそうです。
まとめ
自分が予約したプランも忘れ、非常識なクレームを入れるなんて大人として恥ずかしい行為ですよね。
それにしてもA子の息子の真っ直ぐな意見には心を打たれました。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの