今回は危うく夫を奪われかけたエピソードを筆者の友人に聞きました!
夫の会社に入社してきた女性
友人の夫は大手通信会社に勤めるサラリーマン。数ヶ月前、夫の部署に事務員としてR子さんという派遣社員の女性が配属されてきました。
R子さんはバツイチのシングルマザーで、小学生の男の子を1人で育てています。
自分も同じ年頃の子どもがいることもあり、友人の夫は親切心から「シングルマザーなんて大変だね。何か手伝えることがあったら言ってよ」と軽い気持ちで声を掛けたといいます。
些細な頼み事から始まり……
その言葉を聞いたR子さんはパッと目を輝かせ「ほんとですか?!ありがとうございます♡」と応えたそう。今から思うと、この時すでにR子さんのターゲットは定まっていたのかもしれません……。
しばらくして、R子さんと昼休みに社食で偶然一緒になった夫は、世間話の中で「実は家の電球が高い位置にあって、どうしても届かなくて。ずっと暗い廊下のままなんですよね」という話を聞かされます。
「手伝えることがあったら」と言ってしまった以上無視するわけにもいかず、会社帰りにR子さんの家に寄って電球を替えてあげたそうです。
どんどんエスカレートする要求
それで「この男、いける!」と思ったのか、R子さんの要求はどんどんエスカレートしていきます。
「息子のサッカーの試合に行くのに荷物が重くて。私って免許もないし……どうしよう」と泣き言を言われて休日に車を出してあげる羽目になったりと、さすがに妻である友人も見過ごせなくなってきました。
さらに、R子さんは「父親参観にパパがいないのがかわいそうで。代わりに行ってもらえませんか?」「運動会に私だけじゃ、かわいそうで。一緒に観に行ってもらえませんか?」などと言って、友人の夫に自分の息子の父親代わりをさせようとしてきたそうです。
妻、ブチキレ!
これには友人も堪忍袋の緒が切れ、ついにR子さんに直接クレームを入れることに!
「シングルマザーは大変だと思いますけど、我が家には我が家の予定があるんで迷惑です!うちの子からパパを奪う気ですか?!」とすごい剣幕でまくしたてたそう。
R子さんは正論に言い返せず、それからは夫に無理なお願いをすることはなくなったそうです。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの