今回は、私が新人看護師だったときに目撃してしまった浮気現場が衝撃すぎた件についてのお話です。
夜勤中に消えるという先輩のうわさ
私がまだ看護師1年目だったとき、同じ部署にSさんという40代のベテラン看護師がいました。
独身のチャーミングな方で、医師とも看護師長とも対等に話せる、後輩からの信頼も厚い頼れる先輩でした。
ある時から、病棟内でSさんに関する噂が流れはじめました。
「Sさん、夜勤してるとき休憩でもないのに1時間くらいいなくなるよね」
私はまだ夜勤に入っていなかったので、気にもしていませんでした。
ロッカーで堂々と〇〇する先輩
そんな中、私の夜勤デビューの日。
私が初夜勤だったので1人先輩がサポートでついてくれており、その日の夜勤はいつもより1人多い人数で、私とサポートの先輩、Sさんの3人でした。
1番先に仮眠休憩に入って戻ってきたSさんは、深夜0時ごろ「ちょっと回ってくるね」と言い残してどこかへ行ってしまいました。
次は私が休憩に入る番だったのですが、Sさんが戻ってこないため待っていました。
結局30分経っても戻って来ず、仕方なく先輩が残って私だけ休憩に行くことに。
目覚まし用のスマホを車に忘れてしまっていたため、私は走ってロッカーに鍵を取りに行きました。
そこで、誰かの声を聞いた気がしました。
深夜なので、怖いもの見たさで私は声のする方へ。
ロッカーの奥で、少しナース服の胸元がはだけているSさんと妻子持ちの医師がキスをしているのを見てしまいました。
その後のSさんの末路
私はまずいものを見てしまったと思い、スマホを回収してすぐに病棟へ戻りました。
そのまま休憩して戻ると、平然と仕事をしているSさんの姿が。
私が見たのは嘘だったのかと思うほど、いつもの優しいSさんでした。
不倫現場目撃の数ヶ月後、複数の既婚医師と関係を持っていたことがバレて、Sさんは突然退職に。
私の他にSさんの不倫現場を目撃したナースが写真を撮影し、上司に報告したことでバレてしまったようです。
実はSさんは不倫の常習者。以前にも複数の医師との不倫がバレて注意されたことがあるとのこと。
ベテランのナースは人材として重宝されるため、1回目は厳重注意で済んでいたところに、2回目が発覚したため解雇になったそうです。
不倫はその身を滅ぼす
Sさんと長く働いている先輩によると、Sさんは昔付き合っていた相手が実は妻子持ちで、一方的に別れを告げられてしまったことがあったそう。
大きなショックを受けたSさんは「妻子持ちなら深入りしない」と既婚者にばかり手を出すようになり、お金持ちの医師から好かれているという実感で自尊心を保っていたとのことでした。
恋愛のコンプレックスや不倫のスリリングな恋は、人の心をボロボロにするだけでなく仕事をも奪います。
Sさんが今後、不倫から足を洗うことを祈るばかりです。
ftnコラムニスト:うしさん