あなたはパートナーの不倫は許せますか?慰謝料をもらって離婚する人や経済的な理由から離婚を諦める人、いろいろな選択肢があります。今回は、夫の不倫を知ったサレ妻の選択をご紹介します。
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結婚20年目に夫の不倫が発覚

Aさん夫婦は、結婚20年目で中学生の子どもが二人います。

子どもたちが高学年になるころ、妻のA子さんはフルタイムの仕事に復帰。

夫も単身赴任となり、夫婦すれ違いの生活がはじまったのです。

子どもたちが中学生になったころ、夫は単身赴任から戻ってきます。

そんなある日、リビングに置いたままになっていた夫のスマホを何気なくひらいたA子さん。

すると、夫が部下の女性社員と不倫をしていることが発覚したのです。

「夫・妻・不倫相手・夫の親友」4人で集まることに!

A子さんは、夫の同期で彼の親友のBくんに不倫を相談しました。

A子さんは夫に秘密で、不倫相手の女性と、一度話をしたいとBくんに伝えます。

このとき彼女は、不倫相手の女性に夫と別れるように話をつけるつもりでした。

するとBくんから「たとえ別れると約束しても、裏では交際が続くかもしれないし…そんなことをしたら、君に絶対バレないようにもっと注意深くなるだけさ」と忠告されたのです。

その後、Bくんの提案で「A子・夫・不倫相手の女性・Bくん」の4人で話し合いをすることが決まりました。

夫のぐずぐずした態度にイラッ!

中学生の子どもたちが部活で1日家をあける日、Aさん夫婦の自宅に4人が集まりました。

黙ったままうつむく夫と女性、無駄な時間がすぎるのが耐えられなかったA子さんは、夫に「どうするつもりなの!」とたずねます。

すると夫は弱々しい声で「家庭を壊すつもりはない…。でも、こいつと別れることはできない」と言ったのです。

この言葉に誰よりも早く反応したのは、夫の親友Bくんです。

「お前、正気なのか?会社で広まれば、お前の立場はなくなるし、結果的に家庭を壊すことになるんだぞ!」と諭してくれたのです。

不倫相手から宣戦布告された妻が選んだ道は?

すると不倫相手の女性がスッと立ち上がり、A子とBくんに向け「私は彼を愛しています!」と宣言。

その瞬間、A子さんは反射的に彼女の顔を平手でたたいたのです。

「よくもそんなことが言えるな!」「こんな女のどこがいいの!」と大声をあげ、さらに殴りかかろうとするA子さんを夫とBくんが必死に止めます。

すると女性がA子さんを睨みつけながら「出会った順番が、私の方が少し遅かっただけです!」と宣戦布告してきたのです。

このときA子さんは、離婚すれば夫と不倫相手の思う壺だと確信し、絶対に離婚しない!と決意したのです。

この日の話し合いは、平行線のまま終わりました。

それから2ヶ月後、夫から「あいつとは別れた。会社やめるってよ」と報告されたそうです。

パートナーが不倫していると知ったときの精神的なダメージは大きいですよね。

不誠実な相手とはさっさと離婚して、新しい人生を歩む選択も素敵です。

一方で、夫と不倫相手を引き裂くために敢えて婚姻関係を続ける女性もカッコいいですね。

ftnコラムニスト:広田あや子